"素材を知る旅〜真のラグジュアリーを求めて【全10回】"の記事一覧

エシカルファッションを生産するにあたって、なんといっても課題になるのが「素材探し」。ニット帽子ブランド「ami-tsumuli」デザイナー・寺本恭子さんが、デザイナーの視点で、エシカルでありながら美しい素材を探す中で知ったこと・考えたことをご紹介する連載です。〈2014/3〜2014/11〉

2014. 3. 10

未来のために現状を知る〜素材について1から知ろうと考えたワケ

美しいものが好き 私は基本的にモードが大好きで、ラグジュアリーファッションやハイブランドも好き。現代アートから古典まで芸術全般も大好き。広義な意味で「美しいもの」がなんでも好きです。自分で服...

2014. 4. 14

デザイナーにとって大切な素材がない! エシカルな素材選びが難しい

太さ、形状、感触……糸には個性がある 専門的な話をすると、糸には長い繊維を梳いて作る梳毛糸(そもうし)と、短い繊維を紡いで作る紡毛糸(ぼうもうし)があります。編み地では、梳毛糸はさらっとクールな表情...

2014. 5. 12

ウールと羊と人間の関わり

羊と人間の歴史 羊の牧畜は、メソポタミアの一地方(現在の北イラク)でB.C.9000〜B.C.7000に開始されました。羊の原種は、ムフロンやアルガリなどの品種ですが、ぜんぜんムクムクしていない...

2014. 6. 9

国産の ウール のお話

世界一ウールを消費している日本人 先日訪れた取材先で、ウールは繊維全体の生産量のうち、2%以下しか作られていないレア・ファイバーなのだということを知りました。「ウールはとても身近な素材なのに……」と...

2014. 7. 14

テキサス オーガニックコットン農場視察 体験記

オーガニックコットンの存在を知り、興味を持つようになってから、早15年。タオルや寝具には取り入れていたものの、ずっと自分のブランド「ami-tsumuli」では使うことを躊躇していました。その理由は「...

2014. 8. 4

タネから知る「オーガニック」の意味

いまから約3年前、有機製品専門の展示会「BIOFach JapanオーガニックEXPO」の会場で知り合ったオーガニックコットン生地会社の方に、オーガニックコットンのあれこれを詳しく伺ったことがあります...

2014. 9. 8

革はどこからくるの? 命をいただくことがエシカルか否かを考える前に

私はニット帽子のデザイナーなので、自分の作品に革をほとんど使用しません。でもシーズンによっては革ベルトをアクセサリーとして使用しますし、消費者としても靴やバッグでは、日頃から革にお世話になっています。...

2014. 10. 6

「皮」から「革」へーー皮鞣しの様子を見てきました

「皮」と「革」。両方「かわ」と読みますが、どのように違うかご存知ですか? 動物から剥がされた「皮」は、そのままにしておくと腐ってしまうか、干からびて硬くなってしまいます。それに対して「革」は、皮を柔ら...

2014. 11. 10

オーガニックコットンを選ぶ理由を探して 〜インド・コットンスタディーツアーに参加して

遺伝子組み換え種と農薬使用の現状 現在インドでは、他の国同様ほとんどが「コンベンショナルコットン」の栽培地となっています。「コンベンショナルコットン」とは、直訳すると「従来のコットン」という意味で、...

2014. 11. 25

エシカルファッションとは? ~デザイナーとして見えてきたこと~

3月から始まったこの連載も、いよいよ最終回です。これまで9回にわたり、「エシカルファッション」について考えたり調べたりしたことをみなさんにシェアしてきましたが、私自身そもそも「『エシカルファッション』...