リーズナブルなビーズアクセサリーはカジュアルなコーディネートにしか合わない……と思っている人も多いのでは?
カジュアルでありながら洗練されたデザインのキラキラ輝くビーズアクセサリーを見つけました! 松野工業のグラスビーズコレクション「M.G.B」を使ったアクセサリーは、ヘアアクセ、ネックレス、ピアス、ブレスレット、リングなどが。色合いには「大人のボヘミアン」なニュアンスがあって素敵。
(Courtesy of Matsuno Glass Beads)
輝きと色合いが印象的なビーズアクセサリーに興味を持ち、「MATSUNO GLASS BEADS」の企画・ブランディング・セールスを担う、株式会社ジャムザライフのディレクター・中村健児(なかむら・けんじ)さんへお話しを伺ってみました。
グラスビーズ「M.G.B」を手掛ける松野工業は、1935年に創業したガラスメーカー。研究を重ね、高品質の深い輝きがあるグラスビーズを作り続けてきました。手頃な価格ですが、一粒に掛けられる工程の数は、20!
ヨーロッパではグラスビーズがオートクチュールに使われ、セレブたちのライフスタイルに根づいていますが、「M.G.B.」は、繊細で丁寧にものづくりされた最高のクオリティで、いまでは世界中のファッションブランドに使われているほどです。
多くの工程をかけ作られたビーズは、形が多様であるにもかかわらずそれら全てが均一。その一つ一つが集まって、製品にしたときの輝きが全く変わってくるんです。
2014年から展開されている、アメリカ・フロリダ州のフェアトレードアクセサリーブランド「Lily and Laura」は、「M.G.B」を使い始めてから好評に。クロシェ編みという高度なテクニックと、豊富なカラーバリエーションが魅力で、多くの海外セレブも愛用しています。ネパールの工場も、約500人を雇用できるまで成長したそう。
日本製の欧米で高く評価されている美しいグラスビーズは、ほぼ100%が輸出されています。ヴィンテージを除いて、日本で見かけるビーズのほとんどは中国製やインド製。
日本でグラスビーズを作っているのは、たった3社ほど。いままでは、生産が追いつかなくて日本国内で販売したくてもできない状況でした。
だけど、日本製のグラスビーズを知ってほしい。こんなにも美しいグラスビーズを日本でも使ってほしい ーーそんな思いで、2015年に「MATSUNO GLASS BEADS」のデザインチームが始動し、私を含めた国内外のクリエーターがデザインに参加しています。
日本製のグラスビーズの輝きが、ほかの国のものとまったく違うことに共感する人が増えています。デザインには、トレンドを取り入れながら、グラスビーズの美しさを最大限に生かすことを、デザインチームでは心がけています。
「TREASURE」シリーズのダークなトーンの輝きは、モードなテイストを演出してくれます。また、トライバルやエスニックのニュアンスもあるので、シンプルなアースカラーや白のナチュラル素材の服に合わせポイントにするのも素敵。
へアアクセとピアスのシリーズ「SENSE」のレッドやターコイズブルーは、デニムに合わせたいアイテム。シルバーやブラック、ゴールドなどのシックな色を選べば、いろんなシーンで使えそう。
POPでカジュアルな「FRIENDSHIP」は、一連のブレスレットとキュートなタッセルが付いたネックレスのセットと3連のブレスレット。カラーバリエーションが12色と豊富でリーズナブルなので、好きな色を気分に合わせて重ね付けしたいアイテム。
ビーズは気軽に取り入れられる伝統工芸品。いろんなコーディネートで、日常的に楽しんでもらうため、価格は抑えています。
「MATSUNO GLASS BEADS」のほかに、「M.G.B」を使い、国内外の作家と協業したハイエンドのコスチュームジュエリー「GALLERY 1935」も展開中。「GALLERY 1935」の今季のブレスレットは、江戸切子の技法をもとに作られている、淡い光と色が印象的な「matsurica」とのコラボ作品です。
〈Photography: Courtesy of Matsuno Glass Beads〉細部にこだわる日本らしいものづくりをしてきた「M.G.B」と「MATSUNO GLASS BEADS」のデザインが調和してできたアクセサリー。揺れて輝くセンスを感じるビーズアクセサリーが、今夏のマストアイテムになりそう!
コメントを投稿するにはログインしてください。