100を超える絶滅危機種を含め、2000種もの動植物を抱える渡良瀬遊水地は、「天然の博物館」とも言えるほど自然の宝庫。
　しかしもともとは、銅山での公害を食い止めるために作られた場所。銅山から流れる鉱毒を沈殿させ、水を無害化する狙いで作られた巨大な貯水池なのです。
　100年という歳月が少しずつ環境を変えていき、自然が復活。2012年には、重要な湿地帯を守るラムサール条約に登録されるほど、貴重な環境を湛えるまでになりました。
　また、大量の雨が降ったりした増水時には、下流に流れる量を少なく調節。氾濫を防ぎ首都圏に住む人の生活を守っています。

そんな、美しいだけではない渡良瀬の魅力を体感できるさまざまなレクリエーションが、当日は用意されました。なかなかふだんできないことが詰まっています。

まずは、渡良瀬の有機野菜を使ったバーベキュー！　いただいたのは、有機栽培の野菜や綿花を育てるNPO法人・渡良瀬エコビレッジのお野菜でした。

ビルはもちろん、電柱も何もない。遮るもののない大きな渡良瀬の空は、空中スポーツのメッカとしても有名。バルーンレースの世界大会なども開催されています。
この日は、栃木バルーンクラブのみなさんが熱気球体験を準備。オトナも子どもも飛び乗りました！

飛び乗ったのは気球だけではありません。ミカモライディングクラブの乗馬体験でゆらゆらと。

渡良瀬のゆるキャラ、ハーツ姫といっしょに子どもたちも大盛り上がり。自由に原っぱで遊ぶ子どもたちも楽しそう。

大会実行委員長、豊島株式会社の渡辺一史さん。「みなさんの笑顔を見れてよかった！」

会場を巧みなトークで盛り上げたアナウンサー・中願寺香織さん。

走るだけでなく、五感めいっぱいに自然を体感できるランイベント。来年はあなたも参加してみませんか？