みなさんは、同性にドキッとしたり、ときめいた経験はありますか？
2015年6月26日、アメリカ全州で、「同性婚」が合法化され、世界で21カ国目の合法化となりました。この日、facebookで多くの方がアイコンを虹色に変えていたのは記憶に新しいのでは？
LGBT（レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの人々を意味する頭字語*wikipedia）はまだまだマイノリティーだ、と思う方がみなさんの中にもいるかもしれませんが、LGBTの人口は、成人男女の全体の7.2％といわれており、実はあなたの周りにいる左効きの人の割合と同じくらい存在するのです。
でも私自身、そのリアルなところは全く知りませんでした。今回は、女性×女性のカップルの恋の裏側をのぞいてみました！
（左）原口色さん（29）神奈川県横浜市出身。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、転職支援会社、教育系NPO、ITベンチャー勤務を経て、パートナーと起業準備開始。思春期に、アイデンティティに悩むことが多く10代からカウンセリングに通った経験がある。
（右）原口実紅さん（29）福島県いわき市出身。大学卒業後、インフラ系や金融系の会社で勤務しながら、 産業カウンセラー養成講座で来談者中心療法の実践を学ぶ。勤務先を退職後、2015年、パートナーの原口色さんとともに、人の刷り込みを外して自由にするコミュニケーション（リベレーティング）事業の起業準備中。
――お二人の出会いをお聞かせください。
実紅：女性限定のクリスマスパーティーで出会いました。女性のみのイベントだと安心して遊ぶことができるので、頻繁に参加していました。元々は友人の彼女を見つけるために、付き添いをしていたのですが、いつの間にか私が恋人を見つけていました（笑）。
でも色と出会った当初は、全然付き合うつもりはなかったんですよ。「友達になれたらおもしろいだろうな」って。
色：私は、その当時自分の時間のほとんどを仕事に費やしていたのですが、仕事に追われる毎日に空虚感と圧迫感を常に感じていたんです。だから、彼女ができたらそれが変わるんじゃないかと思って、半年くらい彼女探しをしていたんです（笑）。出会いとなったイベントも、そのために参加していました。1〜2回実紅に会って彼女の聡明さに惹かれて、すぐ好きになりました。
実紅：数回会ってまもなく、私が緊急入院することがあったんです。そのとき、色が本当に心配してくれて、すぐお見舞いに来てくれました。この入院で距離が一気に近づいて、付き合うことになりました。当時は「恋人が欲しい！」という状態でもなかったのですが、色にトキメいちゃいましたね（笑）。恋すると冷静になれないというか、ある種の中毒性がありますよね（笑）。
色：私、当時よく当たると言われていた占い師に「25歳で運命の人と出会います」と言われたんです。25歳のクリスマスで実紅に出会って、自分の26歳の誕生日直前に実紅が入院したので「これが運命の人なんだな」と思って……。結果的に、彼女の入院が後押しになりましたね。
――女性同士のカップルということで、周りや社会の反応はいかがでしょうか？
実紅：私は大学生のときに、自分がバイセクシャルなのかもと気づき、特に隠すことなくオープンにしていたので、問題はなかったですね。
色：私も、特別問題を感じたことはありません。街を歩いているときに、カップルじゃなくて友だちに見られてしまいますけど、二人の関係性を説明すると納得してくれます。問題があるとすると、賃貸契約など法的な部分ですね。
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