第一印象は、会ってほんの数秒で決まる。しかも一度相手に与えたイメージは、後々まで長く残ります。中でも、最初に目に飛び込んでくるのは「色」。特にファッションやメイクなど、色は肌色の見え方、顔立ちや瞳の印象を大きく左右し、その人の印象を決める大切な要素です。
「似合う色は、自分が持つ魅力を最大まで引き出してくれるもの。しかし相手にどんな自分を伝えたいかで、選ぶ色は変わってきます」と話すのは、イメージコンサルタントの高塚唯子さん。
オシャレの色選びは、相手に不快感を与えない思いやりも問われるもの。極端な例ですが、お葬式にピンクの服を着ていく人はいませんよね。それは、色にはメッセージがあるから。
自分が好きな色を身につける、またはいつも着慣れた色を身につけるという方も多いでしょう。もちろん、それも間違いではありません。
しかし「相手にどう見えている?」「どんな自分に見せたい?」という客観的な視点をプラスして色を選ぶこと。そうすれば、色の力と相乗効果で、自分の持つ個性や魅力をしっかりアピールすることができます。相手の目を意識した色選びを、心がけたいですね。
営業や商談……信頼感をアピールしたい!
ビジネスの基本色は「ネイビー」。ネイビーは、「信頼」「信用」「誠実」といったイメージを演出する色です。
「一番最初に買うべきスーツはネイビー」と言われるほど、真面目さや誠実さを表す色。ビジネスシーンには欠かせない色です。ほかには「チャコールグレー」も、落ち着いた洗練されたイメージを与えるのでオススメ。
講演会やプレゼン……堂々とした自分を見せたい!
経営者の方で、人前に立って講演などをするときは、「トゥルーレッド」「ポピーレッド」など、積極的な印象を与える鮮やかな赤がピッタリ。また「ロイヤルブルー」「コバルトブルー」「セルリアンブルー」といった鮮やかなブルーも、華やかさがありながら、知的かつ堂々と見えます。話の内容やシーンに合わせて使い分けましょう。講演会まで着替える時間がないときは、華やかレッドやブルーのアクセサリーに付け替えるだけで効果アリ!
落ち込んでいる友だちを元気づける!
仕事でミスをしたり、ケンカしたり……悩みは尽きない毎日。パーッと飲んで憂さ晴らししようよ! というときありますよね。そんなときは、どんな色が良いでしょうか?
「明るい」「希望」というメッセージがあるのは「黄色」。「オレンジ」も太陽をイメージする色で、「暖かさ」「陽気さ」を感じさせる色です。
どちらの色も大きな面積よりもアクセントカラーとして取り入れると良いでしょう。全面に取り入れると、「うるさい」「押し付けがましい」といったイメージを与えてしまい、逆効果です。
それでは、パーッと明るく憂さ晴らし! ……ではなく、じっくり話を聞く会なら?
「グリーン」は気持ちが安らぐ色なので良いでしょう。「冷静」なイメージを与える「ブルー」も、「気持ちを落ち着けよう」と、思ってもらえます。もちろん、友だちと以外にも、例えば部下の悩みを聞くシーンにもオススメの色です。
カレとデート!
王道の「ピンク」はかわいらしく、女性的な印象を与える色。しかしここにも、色選びのコツがあると、先生は言います。
初めてのデートなら、ペールトーンのピンクで控えめに。回を重ねて、積極的&情熱的にアピールしたいときこそ、鮮やかなピンクを取り入れるのがオススメですよ。
ただし、ピンクこそうまく似合う色を取り入れないと「幼稚」「わがまま」といった逆のメッセージを発信してしまうので、気をつけて選びたい色と、先生はいいます。
アクセサリーで取り入れよう!
似合う色ほど顔まわりに持ってくるのが効果的、という先生。「服やメイクで色を取り入れるのが苦手という方でも、アクセサリーなら簡単。すぐにいろんな色を揃えられます」とも。
他にはないほどカラーパレット豊富な「MUJUS」のアクセサリーなら、ピッタリのカラーが見つかります。小ぶりの小さなスタッズピアスならオフィスにも。プライベートなら大ぶりアクセサリーでガッツリ取り入れるのも、自由自在!
本当に似合う色、理解していますか?
ここまで読んで、「似合わない色もあるしな」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここで大事なのは、「似合う色」ってどういうことかということ。
例えば「赤」が似合わない、と一言で言っても、実にさまざまな「赤」があります。「ボルドー系の赤なら似合わないけど、オレンジがかった赤なら似合う」という経験はありませんか? 逆に言えば、必ず自分に似合う「赤」はあるということ!
先生が行っているパーソナルカラー診断では、赤ならどんな赤が似合うのか、青ならどんな青が似合うのか、色み・明るさ・鮮やかさを総合して診断。さらに、中でも最も似合って、魅力を最大限引き出してくれる色「サクセスカラー」を導き出してもらえます。
いままで似合わないと思っていた色が案外似合ったり、気づいてなかった自分の魅力に気づいたり。客観的に診断してもらうことで、新たな自分に出会えるかも?!
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