日本とヨーロッパで展開しているフェアトレードの専門ブランド「ピープル・ツリー」が、エシカル消費についての情報提供やアクション呼びかけを行うイギリスの情報誌「Ethical Consumer(エシカル・コンシューマー)」の行った読者アンケートで、イギリスでもっともエシカルな企業のTOP5に選ばれた。
そのほか選出された企業には、ジョン・ルイス(百貨店)、トリオドス銀行(金融機関)、スマ・ホールセール(食品販売)、リバーフォ-ド・オーガニック・ファーム(食品販売)、エコトリシティ(電力会社)などが名を連ねた。
この選出について、ピープル・ツリー代表のサフィア・ミニーは次のようにコメントしている。
「ピープル・ツリーは20年以上に渡ってフェアトレードとエシカル・ファッションの最前線で活動してきました。2008年に、フェアトレードでオーガニックコットン100%の衣料品として初めて、ソイル・アソシエーション(SA、イリスのオーガニック認証機関)の認証を受けました。2013年には、世界フェアトレード機関(WFTO)が制定した認証制度により、サプライチェーン全般に渡ってフェアトレードと環境の基準を守っていることが証明され、製品にWFTOラベルを表示する初めてのブランドとなりました。
イギリスでエシカル消費の運動をリードしてきたエシカル・コンシューマーの読者からもっともエシカルな企業のひとつに選ばれ、生産者パートナーやフェアトレードの理念に誠実に活動してきた実績が公に認められたことはすばらしいことです」。
「Ethical Consumer」は、1989年に設立されたイギリスのNPO・Ethical Consumer Research Association Limited(本部マンチェスター)が発行する情報誌。消費者の働きかけによってサステナブルな社会を作ることを目指し、情報提供やアクションの呼びかけ、キャンペーン、コンサルティングを行っている。