今月の1日は「カナダの日」。毎年7月1日に制定されているこの日は、同国が一つの連邦として自治を開始した1867年7月1日を記念し祝日に制定され、「カナダの誕生日」といわれることもあるそうです[※wikipedia]。
そのカナダの日を記念し、カナダのエシカルファッションデザイナーをご紹介!
Vespertine
デザイナーのMelanie Ferraraいわく、2014年春夏コレクションは昨年訪れたフランスでインスピレーションを受けたものという。「30〜40代の女性たちの着こなしを見て、肩の力の抜けたエレガンスがあって、すてきだなと思いました。ちょっとしたひねりを加えて、スタイルを洗練されたものに仕上げていました」と説明する。生地の残反とテンセルやモダール、オーガニックコットンの生地を組み合わせ、フェミニンでスタイルを良く見せるデザインに仕上げている。
Nicole Bridger
今回のコレクションは「Ready For Love」と呼んでいます。ありあまる愛を人に分ける素晴らしさを伝えていきたいからです」と、デザイナーのNicole Bridgerは話す。2006年に自身のブランドを立ちあげて以来、カナダのエコファッションシーンをリードするデザイナーとして知られている人だ。
ブランド設立初期に、John Fluevogにメンターとなってもらったこと、Vivienne Westwoodとデザインをした経験が、いま、生かされている。2014年春夏コレクションは、カナダ・バンクーバーに拠点を構えるアーティスト・Zoe Pawlakとのコラボレーション。Pawlakの色彩豊かな風景画をデザインに取り込み、抽象的なルックに仕上がっている。素材は、エシカルに調達したシルク、リネン、そしてジャージ素材が中心。
Website: http://nicolebridger.com/
Laura Siegel & Project Eleven27
トロントに拠点を置くLaura Siegelは、エシカルな調達ラインと匠の技術が光るコレクションを発表しており、とても有名な存在だ。「World Mastercard Fashion Week」で発表された2014年春夏の彼女のコレクションは、リラクシングなラグジュアリースタイルが美しい。
さらにSiegelは、伝統や文化、匠の技術への取り組みをいっそう深めるものとして、新しいコラボレーションプロジェクト「Project Eleven27」を開始した。これはバングラデシュの衣料工場ビル倒壊事件を受けて出した、彼女なりの答えであるという。その事故で失われてしまった命、一つひとつに敬意を表し、手織りの1127(※=Eleven27)点限定のスカーフを発表した。インドの手織り職人Namori Vankarとその家族がこのシルク混のスカーフを織っている。それぞれの売上の一部は「Sreepur Village Organization」に寄付され、家族・子どもの健康や生活の質向上に向けて使われる。
「このプロジェクトでは、労働者に安全な労働環境を提供する重要性を訴える、グローバルなアドボカシー活動になると思います」と、Siegelは話している。
Website: http://www.laurasiegelcollection.com/
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