スポーツアパレルブランドのナイキが、7年かけて研究・分析して作り上げた素材のサステナブル基準「Nike Materials Sustainability Index (MSI)」をベースに開発されたアプリ無料の携帯アプリ「Making」。自社のデザイナーはもちろん、多くのデザイナーや消費者に便利なツールとなっています。
アパレルやインテリア業界で使われることの多い22の素材を、化学物質、エネルギーと温室効果ガス、水と土地、廃棄物の4つの視点から環境負荷を分析し、50点満点で採点してランキング。それぞれの分野でどれだけ環境負荷がかかっているかが分かりやすく表示されます。詳しいスコアリングのメカニズムは、www.Nikemakers.comへアクセスすると知ることができます。
また、Nike Materials Sustainability Indexのサイトでは、「Nikeでは毎年16,000以上の素材を使用しています。靴1足でも30以上の素材を使用しています」とし、各アイテムの素材を選ぶことで、視覚で直感的にどの素材がどういった環境負荷を掛け、どの素材がよりベターなのかが分かります。「エコ」と呼ばれる素材のほうが環境負荷が高いものもあり、製品づくりにおいてエコに配慮する難しさも感じます。