初めまして、こんにちは! 本日から連載を書いていくことになりました、小森優美と申します。(^^)
詳細は自己紹介欄に書いていますが、オーガニックブランド「Liv:ra(リブラ)」を中心に、「楽しく世界を変える」活動しています。ゆるく楽しくやっていきたいと思いますのでみなさまよろしくお願いいたします〜☆
今回は初投稿ということで、テーマはやっぱり「エシカルファッション」! そもそも「エシカルファッション」って何? ってことについて考えたいと思います。世界中のファッション業界で注目されつつあるエシカルファッションですが、その定義とはいったい何でしょう?
エシカル(ethical)は直訳すると「倫理的」「道徳上」という意味ですが、私はこの言葉がぴったりそのままエシカルファッションの「エシカル」であるというわけではないと思っています。例えば好きな音楽のジャンルを説明するとき、私はいつも「言葉でくくるとなんか違和感があるけれど、一番近くて分かりやすい言葉はこれ」と感じる言葉で説明します。言葉は、使う人や状況、いろんな場面で自由自在に変化するものだと思うので、今回はわたしの独断と偏見でエシカルファッションの定義を考えていきますね。
エシカルとは「見えないもの」
現代の日本の社会はありとあらゆるモノで溢れています。流行の洋服はどこでも簡単に手に入り、目の前にあるモノがどういう経路で作られ、どうやって目の前にやってきたのか、私たちはそれを全く知ることなくモノを手に入れることができます。
けれど過度な消費が進むにつれ、流れ作業で作る同じようなモノが増え、いつしかとにかく売れればいい買わせればいいと、偽造も当たり前になってきた社会。それに逆らうように私たちは、忘れかけていたその商品にある背景をどことなく感じるようになってきたのではないでしょうか。
エシカルにはオーガニックの素材、フェアトレード、手作り、ヴィンテージ……聞くだけで心地良くなる言葉を持つアイテムがたくさんあります。これらのアイテムが持つ最大の魅力は、たんに肌触りやモノの価値としてではなく、ぱっと見ただけでは分からないけれど誰でもなんとなく感じることのできる、モノの背景に存在している「見えないもの」が持つパワーではないでしょうか。
それは、関わる人の真心だったり気づかいだったり、人や自然に対する愛だったり……。それらの思いはきっと人を幸せにする魔法を持っているのだと思っています。そう、「見えないもの」の正体は、愛でいっぱいの誰かの心。誰かの「心」を感じられる瞬間の幸せは、ほんの小さな幸せかもしれないけれど、実は消費社会を生きる私たちにとって一番大切なこではないかと思います。
エシカルは見えないものと見えるものをつなぐ
もちろん三次元に生きる私たちにとって、「見えないもの」だけでなく「見えるもの」も大切。小さな幸せの見えないエッセンスを、デザインを通じてクリエイティブに表現するのがファッションのパワー。エシカルファッションの役割とは、一見正反対の「見えないもの」と「見えるもの」、「社会貢献」と「自己満足」をつなげて一つにして未来への可能性を見いだすことであるような気がします。
エシカルファッションは、ただ道徳的であるわけじゃなく、ただ人として考えなければいけない問題提起なわけでもなく、愛でいっぱいの心と人のワクワクするパワーで「楽しく世界を変える」ためのすごくハッピーでクールな一つのツールなんだと思います。
エシカルファッションを選ぶことで、私たちは楽しみながら世界を変えることができるんです。何かを否定するよりも、なんて素敵な方法なんでしょう!
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