フェアトレードの専門ブランド「ピープル・ツリー」の母体NGOであるグローバル・ヴィレッジ(代表:サフィア・ミニー)は、2013年10月1日付けでフェアトレードの最新情報やオピニオンリーダーからの記事を紹介する「フェアトレード新聞」を創刊。
B4サイズで全8ページ、年4回の発行を通してフェアトレードのさらなる普及と推進を目指す。10月5日、6日両日に東京・千代田区の日比谷公園にて開催される国際協力のイベント「グローバルフェスタ2013」内、グローバル・ヴィレッジブース(オレンジエリア10-a)にて特別先行配布を行う。その他イベントや直営店店頭にて無料配布を行い、2号(2014年2月発行予定)以降はグローバル・ヴィレッジ会員へ郵送される。
1991年より国際協力と環境保護の活動を行い、サステナブルなライフスタイルの実践を促す情報発信NGOとしてスタートしたグローバル・ヴィレッジ。フェアトレード・ブランド「ピープル・ツリー」も、このグローバル・ヴィレッジの活動から誕生した。
当時と比べ、インターネットで簡単に情報が手に入るようになった一方、情報がありすぎて何を見たらいいのかが分からないことも少なくない。そんな現代に合わせ、現在の経済システムに疑問を持ち、フェアトレードやサステナブルなライフスタイルについてもっと知りたい人に直接届けられるよう創刊したという。
代表のサフィア ミニー氏は、「20年以上前、持続可能ではない経済や貿易のしくみを変えたいとグローバル・ヴィレッジの活動を始めました。 今年の異常気象やバングラデシュでの縫製工場の事故に象徴されるように、環境や人権、貧困の問題はますます深刻化し、緊急に取り組みが必要となっています。そこであらためて、活動家やオピニオンリーダーの意見を届け、会員のみなさんとともに問題解決を考えたいと発行を始めました。「グローバル・ヴィレッジ」の名のとおり、世界という村の住民としてグローバル化する世界の中で、一人ひとりが考え、行動していきましょう」とコメントしている。
創刊号では国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)特別顧問、末吉竹二郎氏のインタビュー記事ほか、国際環境NGOグリーンピース・ジャパン事務局長、佐藤潤一氏や環境広告を手掛ける「サステナ」代表マエキタミヤコ氏の連載コラムも掲載。世界のフェアトレード情報や日本国内のフェアトレードタウン運動についても紹介している。
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