「Stella McCartney(ステラ マッカートニー)」と「Adidas」がタッグを組み、フレッシュカラーの鮮やかな新しいスポーツウェアコレクションを発表。「Adidas」が大量生産にスウェットショップの工場を使用していた同社とのコラボによって、批判されたこともある「Stella McCartney」。しかし、以前のバッシングからスポーツウェア業界も何かを学んだといえる。同業界も、サステナビリティに注力するようになったからだ。
例えば、Adidasグループは、グリーンエネルギーファンドに参加。このファンドは1.57億ドル規模の資産が想定されるファンドで、油や石炭のような化石燃料に取って代わる太陽光(ソーラー)や風力などの自然の力を使った次世代のエネルギー事業へ投資するものだ。
また、今回の「Adidas×Stella McCartney」のコレクションは、「Adidas」の環境コンセプト「Better Place Program(ベター・プレイス・プログラム)」の一環となっている。これに適合するには、独自のサステナビリティ規格に沿ったサステナブルな素材を採用する必要がある。これには危険な薬剤を使用せず、クリーンなエネルギーを使用し、適切な労働環境も保証しなければならない。さらに、「Stella McCartney」を所有するKering社とのルールで、本コレクションはポリ塩化ビニル(PVC)を排除している。
「Stella McCartney」は、以前よりサステナブルでない素材を複数コレクションに採用し、批判されてきた。しかし今回の「Adidas」とのコラボレーションは、「Adidas」側の努力もあり、評価できるのではないだろうか。「Adidas by Stella McCartney」のコレクションはコチラから。