長かった冬もようやく終わりを迎え、いよいよ春……! というこの頃。入学式に新学期、フレッシュな新入社員など、街に活気ある息吹が溢れる季節です。
一年で一番と言っていいほど心躍るこのシーズン。新生活を迎える大切なあの人を思って……心からのギフトを贈ってみるのはいかがでしょう。
今回は、この春に結婚式を控えた筆者が、自身の出身地である福島県の素晴らしい品々の中でも、【引き出物にもOK】なくらい華やかで心躍るものをご紹介いたします!
逸品その1 「あんざい果樹園」のりんごジュース
福島県といえばフルーツ! というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そのとおり! 福島県は桃・りんご・梨・ぶどうなどの生産が盛んで、それぞれ全国でも上位の生産量を誇ります。
フルーツ王国の福島県の中でも、特に果物園が多く集中する場所、それが「フルーツライン」です。
「フルーツライン」とは、福島市の西側、約14kmにわたって走る福島県道5号線の愛称。
この区間には果物畑が広がり、販売店や果物狩りができる観光果樹園が数多く並んでいます。
今回の逸品1つ目は、このフルーツライン沿いに果樹園を構える「あんざい果樹園」の『無添加りんごジュース』。
ふじりんごという品種の、かつ蜜入りのものだけを選んでジュースにしたもので、飲んだ瞬間、華やかながらも優しい甘みが口中に広がり、ふんわりと幸せな気持ちにしてくれます。
新しい生活を送る大切な人へ元気の一杯として……。
結婚式なら、乾杯酒の代わりとしても最適な逸品!
逸品その2 長門屋の『Fly me to the moon 羊羹ファンタジア』
会津若松に拠を構える老舗菓子店「本家 長門屋」が手がけるのは、切るごとにデザインが変わるという変わり種の「羊羹」。
「羊羹」と聞くと、小豆あんこでこってりとした、長方形のあれね。とイメージしがちですが、この『Fly me to the moon 羊羹ファンタジア』は、そんな羊羹の固定観念を変えてくれます。
暮れゆく空と一羽の鳥、そして遠くに見える山並み。
切る箇所によってその表情を変える様は、和菓子というよりもはや一つの作品のよう!
お月さまと鳥は、6種類のレモン羊羹でこしらえられており、切るごとに風味の違いを楽しめます。
空の部分は「シャンパンBRUT錦羊羹」でその繊細な移ろいが表現され、トッピングには会津鬼クルミやレーズンがあしらわれて、この羊羹を大人の逸品へと仕上げてくれています。
また、もう一つ見落とせないのがパッケージ。
デザインは、福島県沿岸部の浪江町ご出身の日本画家、舛田玲香さんによるものです。
「笑顔になれる作品であること」を軸に、旅の経験や空想、音楽などからひらめきを得て、独創的な世界を鮮やかに表現するという舛田さん。
このパッケージは、原発事故の影響でいまだ帰れないふるさと・浪江町の良さを伝えたいという思いで、特別に描き下ろしたものだとか。
粋な遊び心を持っている大人なあの人へ……。あるいは結婚式の美しい引き出ものとして……。
“Fly me to the moon”だなんて、このうえなくロマンティックなメッセージをこめて、お洒落な贈りものはいかがでしょう。
逸品その3 「F2R Laboratory」のドライフルーツ
フルーツ生産の盛んな福島県ですが、市場に出回る数が増えれば同時に規格外のフルーツも増えるというもの。
多く採れすぎたり、ちょっと傷がついたり、大きさが不揃いだったり……そういった理由で商品にできない果物は、これまで廃棄処理するしかありませんでした。
しかしそんな「もったいない」果物の現状を改善しようと生まれた取り組みがあります。
それが「F2R Laboratory」。
福島県の中央エリア、中通りに位置する須賀川市で、株式会社ワタスイが手がけるこの事業。
廃棄処分するはずだった果物や野菜をドライフルーツに加工し販売するというもの。
同社で加工販売している商品は全て国産で、しかも「無添加・無香料・無着色・砂糖ゼロ・オイルフリー」! まさに素材のものの良さで勝負した逸品たちなのです。
中でも特におススメしたいのが、看板商品でもある『ご縁りんご』。
わざと水分を多めにしてセミドライにしたというこのドライりんごは、そのままでももちろん美味! ですが、
紅茶に浮かべてりんごのフレーバーを足したり、刻んでヨーグルトと混ぜて食べたりすると、ドライのまま食べるのとはまた違った風味と食感が楽しめます。
ドライフルーツなので賞味期限が長いのもうれしいところ。この「ご縁りんご」の賞味期限は製造日から180日間で設けられています。
本物のナチュラルドライフルーツを飾らないあの人に……。あるいは小さなお子さんのいるファミリーへ安心のおやつとして……。
「アップサイクル」という付加価値を添えて贈るもの素敵ですね。
逸品その4 「ゼリーのイエ」のポップなゼリー
最後にご紹介する逸品は、福島県の沿岸部に位置する港町、いわき市小名浜に店舗を構える「ゼリーのイエ」から。
1988年からオープンしたというのだから、かれこれ創業30年は続くゼリー専門店です。
「ゼリーの専門店?」と思われたあなた、ぜひ一度この「ゼリーのイエ」のゼリーたちをご覧あれ!
どうでしょう、この華やかさ!
ポップな鮮やかさを放ちながらも優しさも感じる色合いなのは、半透明のゼリーなればこそなせる技なのでしょうか。
キャラメル、トロピカル、ブルーハワイなど、現在オンラインショップで購入することのできるのはなんと20種類以上。
賞味期限は短めのため、オンライン購入の際はHP内の「お店予定表」で次のネット受付日を要チェック。オンラインショップ購入分は、発送日から5日以内が期限です。
この逸品を手土産に、心躍る春のイベントに繰り出すのはいかがでしょう?
ウルトラポップなゼリーが、春の訪れを色鮮やかに演出してくれるに違いありません。
福島は食べものも工芸品も多い豊かな土地。
今回はその中でも「華やかなシーンで贈れるもの、なにかないかな」と思ったときに、オススメの品々をご紹介しました。
おいしいだけじゃ、もの足りない。
やっぱり見た目も華やかでなくちゃ。
大切な人に贈りたいプレゼントは、心まで華やかになれるものはいかがでしょう?
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