突然街中に出現する本屋「
毎月店主・大野が大好きな作家にゆるりとインタビュー。今回は、踊りカラクリ語りの座長をつとめる國立照さん。映像(プロジェクトマッピング)、踊り、音楽で創り出される優美で幻想的な世界に、実際に迷いこんでしまうような”体感”する芸術作品です。物語の傍観者ではいられなくなります。
ある国の物語。
―― 2. すごくどうでもいいこだわりを教えてください。
誰もみてない家では椅子の上で片足だけを曲げて
どんなにふかふかな椅子でもこの座り方だと安定するんです。マナーが悪いので控えておりますが、本当はいつでもそうしてたい……。
―― 3. アルバイト歴を教えてください。
夢の国近くのあるホテルで配膳していました。初めてのバイトの経験で大変思い入れ深いです。
一生懸命だったのを気に入られたのか、お皿洗いのおばさまに何故かよくしていただきました。
殺陣や学業、舞台などが忙しく、青ちょろい顔をして仕事をしていたら、裏へ呼び出されて、いきなり勤務中にケーキを口に突っ込まれたのは良い思い出です。
―― 4. スマホのホーム画面で右から2番目、上から3番目にあるアプリを教えてください。
『メモ』
自分の思ったことや気づいたこと、物語の執筆にも使える優れもの。実はイラストもメモれるって、最近知りました。
―― 5. 50m走は何秒でしたか?
8秒をギリギリ切っていた気がします……。7.96秒とか。
―― 6. 劃桜堂になにか一つプレゼントをあげるとしたら、なにをあげますか?
どうしよう……。革製に刺繍のブックカバーはいかがでしょうか?
―― 7. 頑張れば何時間寝ていられますか?
3日間かな。寝溜めするので長時間眠ると安心します。
―― 8. ここがTwitterだとして、なにか一つつぶやいてください。
―― 9. 将来挑戦してみたいこと、トライしたいことを教えてください。
将来、プロジェクター作品をたくさん作り上げたら、いろんな国へ物語を語りに行きたいですね。できるなら本当にさまざまな国へ。
突発的に広場や酒場、どこでも自由な心で語ったり踊ったりして、不思議な旅人になってみたいものです。
外国の方に声色だけでどれくらい感情を理解してもらえるのか、感動を射止めることができるのか腕試しに。
―― 10. そういえば劃桜堂は、「本屋」でした。好きな本を一冊教えてください。
『魔法の声』(ドイツの女性児童文学作家コルネーリア・フンケ作、浅見昇吾訳)です。
原題は「Inkheart」映画化もされた三部作になるシリーズ物です。
古い本を修繕する仕事を持つ父とその娘メギー。父モルティマは「魔法舌」と呼ばれ、朗読するとその本の登場人物をこの世へ呼び出す魔法の声を持っていた。その声を求める悪たちとの戦いを描いた誰もが知ってる名作も登場する「本」をめぐる冒険ファンタジーです。
いままで気がつかなかったのですが、私をこの道に走らせたのも、この本の影響だったのかもしれません。ファンタジーをこよなく愛する人へおすすです。
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