お料理やお茶、バスタイムに、香りを楽しみ美容や健康にもライフスタイルへ取り入れているハーブ。最近注目のホーリーバジルは、インドの伝統医学、アーユルヴェーダでも使われているメディカルハーブの一つ。
ちょうど乾燥も気になり始めた季節。そんなタイミングに、ワイルドクラフトコスメ「QUON(クオン)」のボディケアラインから「ホーリーバジルシリーズ」が発売されました。
「QUON」のコスメは、天然成分100%、化学成分完全フリーで作られているもの。それだけでなく、森林保護や自然農、障がい者施設との協業などの取り組みに力を注ぎいでいます。そんなブランドのコスメづくりの現場はどのようなものでしょうか。「QUON」で商品開発のディレクターを務める、株式会社クレコス副社長・暮部達夫さんに、お話しを伺ってみました。
「QUON」は、全てのコスメのベースに、無農薬で肥料も与えず、耕しもしないという自然農栽培(ワイルドクラフト)でできた奈良県大和高原の大和茶が使われています。それは、ブランドの立ち上げに、自然農栽培で大和茶を作っている農園とのご縁があったから。
お茶の栽培農家さんは、春先に新茶の季節を迎え、秋口に番茶を採って、1年の作業が終わることがほとんど。秋から冬の後、春先まで閑散期に入りますが、お茶の花は咲き実をつけています。ただし、一般に飲む茶葉を栽培されている農家さんは、花芽をすぐに摘み取りキレイに刈り込んで収穫されています。
一方、耕作放棄地の茶畑はお茶の木が森のように繁っているので、花も実もたくさん付いています。耕作放棄地の茶畑は、お茶農家の閑散期にも収入源として、オールシーズンの恵みを生かすことができるのです。
また、大学と連携し、最先端技術も積極的に取り入れています。最近では、化学溶剤でしか抽出できなかった成分を、水で抽出する技術の研究開発に成功したそう。よりナチュラルなコスメ開発に向けての努力はたゆまず続けています。
「QUON」が国産の素材こだわっているのは、会社設立当初の25年前、全国の農家さんを訪ね、原料をいただきながらコスメ作りをしていたというつながりがあるからだそう。いままでにも、いろんな地域とコラボしながらものづくりをしてきました。
今回のホーリーバジルは、佐賀県唐津市の耕作放棄地で栽培されたものが使われました。漬け込みオイルとして配合されています。ほかにもグレープフルーツ果皮油、ウンシュウミカン花水、塩、竹炭なども唐津産の素材が使われています。
「ホーリーバジルシリーズは、奈良の大和茶と唐津の素材を使ったコラボ」と、暮部さん。
ラインナップは、奄美大島のサトウキビ由来のシュガーで、保湿効果の高い「サブティライザーシュガースクラブ」、海塩に竹炭がブレンドされた「サブティライザーソルトスクラブ」、お米のデンプンと葛粉がベースになって、ふんわりと心地良いテクスチャーの「シグナライザーボディパウダー」、ブドウ種子のグリーンと海洋深層水・植物水が二層になった「ヴァ―ナライザーオイルインローション」の4タイプ。
価格や、初めてオーガニックコスメを手にする人でも親しめる「気持ち良さ」「使いやすさ」「実感できる効果」などクオリティにもこだわっています。特にデザインは、「パッケージが良くて買ってしまった」というほどのレベルを目指し、『上品で甘すぎないユニセックスなデザイン』がコンセプト。
QUONでもっとも大切にしていることは「人とのつながり」。持続可能な化粧品作りとともに、これからもより良い社会をつくるため、「農業、福祉、森林に未来を」と、主体的に行動していきたいと思っています。
「QUON」本来のこだわりの本質は、自然との共生に有効な方法。名前の由来になった、仏教の思想「久遠」の、遠い過去から未来までサステナブルな世界が続く、という意味からも理解できます。
「QUON」は、ライフスタイルの中で、自然や健康、社会について考える機会を与えてくれるコスメのようです。
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