紫外線は夏だけではなく、1年中降り注ぐもの。日焼け止めはもはや日々のお手入れの一部! ならばなるべく肌への負担が少ないものを選びたい……。
そこで、メイクアップアーティストであり、ナチュラル/オーガニックコスメ界きっての知恵袋である小松和子先生がナビゲート。余計なものを加えていない”ナチュラル&オーガニック”な日焼け止めを使いこなすコツを、①選び方、②塗る量、③塗り方の3つのポイントからレクチャー!
5年後、10年後の美肌のために、あらためて日焼け止めへの考え方を見直してみませんか?
2. 足りなかったら意味がない! 正しい「塗る量」
自分に合うナチュラル&オーガニックの日焼け止めを見つけたら、早速塗っていきたいところ。しかし、塗る際にもふだん見落としていることが……。
みなさん、日焼け止めを塗るときは、どのくらいの量を塗っていますか? 日焼け止めの塗る量が適切でなければ、表示されている効果は発揮しません。でも、必要な量より少なく塗っている人が多いんです。
と、先生。確かに、そもそも日焼け止めの適切な量を知らないぞ……。
まず、紫外線対策の試験で、使われる基準量は、1cm²あたり2mg。メーカー各社、この基準に基づいて開発しています。日焼け止めに表示されているSPFやPAなどの値は、この量を使ったときの値です。
では、実際にどのくらいの量が必要なのでしょうか? ナチュラル&オーガニックな日焼け止めには大きく、リキッド、クリーム、パウダータイプがあるので、それぞれの1回量を実際見てみましょう!
分かりやすくするため、顔の面積を400cm²とすると、400×2mg=800mg(0.8g)が必要です。
リキッドタイプ
クリームタイプ
パウダータイプ
どうでしょうか。予想より多かったか、少なかったか。実際に規定面積に対して塗ってみるとこんな感じ。
パウダーに関しては尋常ではない量。さすがにこれだけ塗れないので、パウダーだけで日焼けを防ごうとするのは危険!
そもそも塗る量が足りないのに塗り直しをしないから、「日焼け止めを塗っていても焼けてしまう」ということが起こります。正しい使い方をマスターしないと損ですよ。
ということで、「量」と「塗り直し」の重要性分かったけれども、適切な量全部をうまく塗れなかったり、外出先で、日焼け止めを塗り直すのは難しかったり。
そこで最後のコツとして「塗り方」をレクチャー◎
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