2017年5月26日(金)より、英国ロイヤル・オペラ・ハウスの人気公演「蝶々夫人」の舞台映像が、今年も順次上映される。
バレエ、オペラともに世界最高の名門歌劇場・英国ロイヤル・オペラ・ハウス。「蝶々夫人」を演じるのは、ソプラノ歌手として世界にその名を轟かせるエルモネラ・ヤオ。「カルメン」や「トスカ」など、プッチーニのオペラには欠かせない演者であるマルセロ・プエンテは、今回ピンカートンを演じる。
注目は、英国のロイヤル・オペラ・ハウスと、ローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団&合唱団の2つの音楽監督を兼任し、世界的に活躍するアントニオ・パッパーノによる指揮。
「蝶々夫人」は、数々のオペラを手がけたジャコモ・プッチーニの超大作の一つとして知られる作品。プッチーニ自身の作品、「トスカ」初演の際、たまたま観劇したものが「蝶々夫人」であった。イタリア人であるプッチーニは当時英語が全く理解できなかったのにも関わらず、その舞台に魅了され、歌劇化を決意したというエピソードがある。
舞台は、長崎。時は明治にさかのぼる。
そこには若く、美しい、蝶々という名の一人の少女がいた。
アメリカ士官に恋することによって始まる、悲劇の物語。
純情無垢な彼女に襲いかかる闇が、時を超えて私たちに語りかけてくるーー。
日本を舞台にしたあまりにも有名な悲劇の同オペラの作中には、日本の童謡や民謡の旋律がちりばめてあったりと、日本を演出するためのさまざまな工夫も。
他国に住む人々が表現する日本は、一体どのような世界なのだろうか。そして、それほどまでにプッチーニを引き込んだものとはなんだったのだろうか。
5月26日(金)より、東宝東和株式会社の元TOHOシネマズ系列を中心とした全国の映画館にて順次上映予定。
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