冷たい空気に年末が近づく足音が聞こえたようで、ワクワクした気分。町がキラキラ輝くパーティシーズンに入り、新しいアクセサリーが欲しくなります。「Hallelujah(ハレルヤ)」という、ヴィンテージ調でディテールが美しいアクセサリーを見つけました。
「Hallelujah」は、デザインから生産まで、全て
輝くようなレース編みのアクセサリー
「Hallelujah」とはヘブライ語で、「歓喜」や「賛美する」という意味なんですが、女性が鏡の前で、その1日に期待してアクセサリーを身に着けるときは、輝いて美しいと思うんです。その瞬間を賛美するという意味で名づけました。
「Hallelujah」の特徴は、クロッシェという編み方で作られているところ。クロシェとは、ヨーロッパで16世紀から伝わる手芸の一つ。主にかぎ針のレース編みが、クロッシェレースと呼ばれています。アンティークの中には、ファッショナブルなテクニックと芸術性の高さを兼ね備えたものも。
「Hallelujah」のアクセサリーも、「本当にレース編みなの?」と見紛うほど美しいものばかりです。
しかし、もともと美容師として働いていたという若松さんは、それまでほとんど手芸をやったことがなかったそう。
美容師のときには、ヘアをドラマティックに作り込むことが好きでした。そのうち、「自分になにができるだろう」と考えはじめ、一番好きでやりたいことはジュエリーを作ることだと気づきました。考えてみたら、母も祖母も手芸が得意で、知らず知らずのうちに影響を受けていたんですね。
自分の好きなモノや、本当にやりたいコトに向き合って生まれたブランド名が「Hallelujah」というのも、ピッタリ。
手芸が得意なお母さまから基本を習った後、工夫を重ねていったといいます。
ヴィンテージショップに通いつめ、コスチュームジュエリーに魅せられたことが、ブランドのコンセプトにつながります。アクセサリーの中には、ボタンやパール、ビーズなど、ヨーロッパの20〜60年代前後までのものを仕入れて作られているものもあります。
糸にヴィンテージのボタンやビーズ、スパンコールを通して、かぎ針で編んで作るモチーフなど、「編み」でしかできない表現を生かしているのが、「Hallelujah」のアクセサリーです。
クロッシェは、1本の糸からいろんなカタチが生まれるところが魅力です。貝殻や深海のイメージが、具体的なカタチになっていきます。ブランドとしては「ヴィンテージテイストでモダン、丁寧なものづくり」を心がけています。
カタチが個性的と思われるかもしれませんが、意外にいろんなものに馴染むんですよ。ホワイトワークのブローチを、着物の帯どめに購入される方もいらっしゃいました。
目標はジュエリーと同じ価値を
最近では、工芸品など手仕事のプロダクトの美しさが見直されています。
貴金属と違う工程を経て手作業で作られたものでも、ジュエリーと同じくらい価値があるものに上げていきたいと思っているんです。
ホワイトワークのシェルシリーズは、アクリルのパーツに細かいレース編みを組み合わせたものや、ヴィンテージ調のアイボリーのビーズを一粒ずつ編み込んで作られているもの。そのアクセサリーは、一つ着けるだけで雰囲気が広がります。
大振りなものは、幅広い年齢層の方に人気。
古いフランス映画、ルネサンスや西洋絵画、20年代のフラッパーや50〜60年代ファッションの雰囲気が好きだという若松さん。そこからイメージされ、作られたモノが持つ魅力に惹かれファンも多いようです。
普段づかい用に作っていますが、パーティなどいろんなシーンで使って欲しいですね。コーデや年齢にとらわれず、自分の好みを表現するのが、アクセサリーの役割ではないかと思っています。
カジュアルな服になにか足りないなと感じたら身に着けてみて。普通の1日が自分にとって特別な1日、ドラマティックな1日になる。「Hallelujah」は、そんなアクセサリーです。
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