BIOを知り、日常の中に少し取り入れてみると、身の回りのケミカルで工業的なものも、違った角度から見えて、あらためて理解できたりします。
自分自身の中に新しいモノの見方、価値観が生まれる感覚は心地良い! だから、BIOは、ラッキーなこと!
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2016年6月末から8日間、ドイツ・オーストリアへ視察の旅に行ってきました。今回は、ドイツの住宅展示場で見たエコハウスについてご紹介します。
一般社団法人日本ビオホテル協会の中石真由子です。
今回の視察では、ホテルだけでなく住宅展示場も見に行きました。
環境配慮型の住宅
ミュンヘン郊外にあるポイング住宅展示場は、1999年に開設。
60棟あまりのモデルハウスが敷地内に点在。
開設当時から建て替えていない住宅も多くあります。
新素材新製品が出されるごとに取り壊され、建て替えられることが一般的である日本の展示場とは異なります。
その中の一棟、Baufritz(バウフリッツ)社の環境配慮型住宅を見学しました。
2014年にスイスで研究開発され、ドイツ発のエコハウス。
バウビオロギーの理論に基づいて建てられています。
バウビオロギーとは、健康や環境に配慮した建築について考える学問。
語源は、それぞれドイツ語の「建築(バウ)」、「生命(ビオ)」、「学問(ロゴス)」を組み合わせた造語です。
日本語では「建築生物学」と訳されます。
ガラスとスチールでモダンなデザインながら、景観を守るため、三角屋根のアルプスシックスタイルは、維持されています。
外壁の素材は、メープル。
顔を近づけてみると、メープルシロップの香りがします。
敷地内には、風力発電の設備もありました。
また、暖炉の熱源もうまく利用して、ピザも焼いたりできるような工夫もあります。
100%エコな資材、有害なものの使用なし。
きれいな空気を部屋に取り込み、そして換気のために、住宅が活発な呼吸をする設計です。
また、エレクトロスモッグと呼ばれる電磁波汚染も重要なテーマ。
この住宅は、外部からの電磁波を95〜99%遮断できるそう。
住宅をとおして、人の健康を提案すること。
ここには、それが実現されています。
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