普段目にする、周りにあるモノたち。
使い方は知っているのに、中身がどうなっているのか、そしてどんなしくみで動いているのかは分からない。
開けて中を覗いてみたら、不思議な世界が広がっていて、おもしろい発見があるかもしれない。
解体(Kaitai)を通してモノの裏側に隠れている秘密を発見(Discover)。モノに対する常識やイメージを一新させ、私たちの世界観をほんのちょっとだけ、広げてみたいと思っています。
「黒ひげ」の精神をシリーズ化したよ!
実は、「黒ひげ」ではないんですけど、「黒ひげ」の〈ハラハラドキドキ感〉をシリーズ化しようってことで、2016年7月7日に新商品も出したんです。
こちらです。
「ロシアンぬ〜れっと(危機一発シリーズ)」〈¥2,700+税、メーカー希望小売価格〉
こうやって帽子をかぶって、ロシアンルーレット方式で棒を抜いて遊んでいくんですけど、帽子に水を入れるんです。で、「黒ひげ」よろしく棒の中に一本だけハズレがあって、ハズレを引いちゃうと、水が出てきてびしょ濡れになる……っていう、非常に恐ろしいゲームです。
池田さんに実演してもらった。ハズレを抜いて、ちょっとワンテンポあって水が落ちてくるらしい。かぶって引いて、次の人に渡して……と遊ぶ。
なんかけっこうマヌケな姿になるうえに、水びたしになるんですか。極寒のロシアで遊んだら、命の危険がありそう。まさに、生死をかけたロシアンルーレット。
これからの時代のおもちゃ
おもちゃの会社として、いまの世の中、子どもの遊びについて、懸念することとや心配になることとかはありますか?
そうですね。いまは多くの人がスマホとか持ってるので、その中で育った子どもたちが、どんな大人になるんだろう? とは、ちょっと思いますね。
モニター調査とかをする中でたくさん子どもたちを見ていると思うんですけど、「昔と違うな」って思ったりすることはあります?
それが、自分のときと比べても、子どもの本質は変わっていない気がしますね。我々はアナログゲームが中心の部署ですけど、おもしろいものはおもしろいって言って、夢中で遊んでくれますよ。
(インタビューここまで)
たまたま海の近くで商品会議をしたから、モチーフが海賊になった、だなんて……! ここまで歴史のあるオモチャが、そんな些細なきっかけから生まれたなんて、ちょっと信じられない。でももしかしたら、素晴らしいモノは、ほんの一瞬の、小さなひらめきから生まれるものなのではないだろうか? 今回のインタビューで、強くそう感じました。
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