多肉植物やエアプランツなど、緊張した心がホッとほどけるような小さなグリーンが人気。ハーブやプチ野菜を栽培してみるのも良さそう!
でも、室内やキッチンに置くとなると、なるべく殺虫剤は使わず、完全無農薬のオーガニックに挑戦してみたい……。
そこで、成分はプロ仕様なのに扱いは簡単。植えるだけでどんな植物も元気に育つという100%ナチュラルなオーガニック肥料「土の薬膳®」を発見。
シンプルでナチュラルなパッケージも気になり、開発・製造・販売まで一貫して行う九州大学内の株式会社金澤バイオ研究所を訪ねてみました。
研究・実験をされているのは、大学で土壌微生物学を長年研究してきた研究所長の
もともと、「土の薬膳®」のバイオ肥料は大学のブランドグッズとして販売したものです。土を健康にする、土のための漢方薬という意味で「土の薬膳®」と名づけました。原料には、直接食べられるものしか使っていません。ヒトの免疫力を高める成分を、超好熱細菌で発酵・熟成したバイオ肥料です。
「土の薬膳®」入りで、そのまま種や苗を植えられる土も開発
肥料は好評。そのまま植物を植えられる、肥料入りの培養土も作ってほしいという要望が。
そこで、培養土のシリーズ「BIO SOIL」が登場。観葉植物に適した「INDOOR」と室内・屋外両方に使える「GARDEN」の2タイプが販売されています。全て、80℃以上の高温になるHT菌による特殊な発酵製法で作られ、病原菌や雑草の種子などが消滅させるので安心で安全なものだそう。
*「超高温・好気性発酵法」は、国立開発研究法人宇宙航空研究開発機構の宇宙農業技術に認定済み
オーガニックな土はどうやってできているの?
子どもや猫が食べても大丈夫なくらい安全。土に含まれる外来種の種子も発酵温度を上げて処理しています。
菌の働きで発酵の温度が高くなることで原料の分解が速く進み、有機肥料特有の臭いのない、クリーンな堆肥や土ができるとか。
こだわりの原料は、牡蠣殻、アガリスク菌床、大豆おから、ビール麦芽粕、竹パウダー、そして栄養面で優れている米ヌカ。全て九州産のもので、福岡という地の利の良さもポイント。これらの原材は、微生物のエサになって土を健康にし、植物の免疫力を高めていきます。良い有機質で作られた土によって、植物が自ら抗生物質も出すようになるからです。
植物が病気を予防し、植物自体が強くなっていく。微生物の菌体が多いほど、肥沃な土地ということ。微生物の数が多ければ多いほど良いのは、土もヒトも同じなんです。
日々食べる野菜やハーブこそ、オーガニックな土で育てたい
「BIO SOIL」はオールインワンだから、直接種や苗を植えるだけでOK。特に花は、長持ちしますし色もきれいになりますよ。バラは殺虫剤をたくさん使う植物ですが、「BIO SOIL」を使うことで、オーガニックのバラのビネガーもできるんです!
オーガニックのバラのビネガーなんて、本当にステキ!
日々の食に使うものを「家庭の薬味農園」のように栽培するのもオススメだそう。セリ、三つ葉、七草などで、「和の薬味農園」やハーブがメインの「洋の薬味農園」、体調管理のための「ベランダくすり箱」など、身近なところから試してみてほしいそう。シソも、ひと鉢あれば1年分は収穫できて便利だとか。
健康な土を守ることで、経済も豊かになる
また「一般の家庭まで安全で低価格にオーガニックが届くよう、健全な土を守っていかなくてはならない」という強い思いから、糞尿堆肥や未利用の有機資源を堆肥化して循環させ、地球の土を守る取り組みが行われています。
いまの農地の多くは、農薬や化学肥料の使用で土が病んでいます。化学肥料は撒くと土に濃淡ができて農作物の大きさがまばらになります。バイオ肥料では約3年で有機物がまんべんなく広がります。それによって農作物の大きさのバラつきがなくなり、結果として経済効果が高くなるんです。
加えて、緑を身近に感じるライフスタイルを広めるため、福岡県糸島市とオーガニックのお茶を栽培するプロジェクトが始められています。3年後の目標は、糸島市の農地でハーブ・薬草まで栽培すること。また、子どもも大人も土いじりを楽しめるワークショップとして、「DELICIOUS FLOWER GARDEN」にも協力しています。
手軽に楽しみながら、オーガニック栽培できるツール「土の薬膳®」シリーズ。目に見えないたくさんの微生物の働きで生き生きしている、そんなグリーンに囲まれて過ごすことで、心もさらにリラックスできそう!
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