ココナッツ製品の製造・販売を通じてフィリピン産業振興に取り組む株式会社ココウェル(本社:大阪市、代表取締役社長:水井裕)は、 新しく株式会社ワンダーカーズを設立、フィリピン・レイテ島発のテーブルウェアブランド「Francis+Dale(フランシス・デール)」 を発表。6月より展開する。
展開するのは、耐久性、加工性に優れたレイテ島のマホガニー材を使ったプレートやカトラリー。木目が美しく、強度があるのが特徴だ。
ブランドコンセプトは、「使い手の笑顔が、作り手の笑顔を作っていく」。
フィリピン・レイテ島の自然を生かした持続可能なモノづくりを通じて、真心込めて製品を作ってくれる職人たちとその家族、そして世界中で商品を愛用する人 ーーその双方の食卓に彩りを加えることが目的という。
同ブランドの生まれたきっかけは、2013年11月にレイテ島を襲い、1,600万人が被災した巨大台風ヨランダ(ハイアン)。もともとレイテ島は、フィリピンでも最も貧しい島の一つといわれ、定職を持たない人、農業や漁業の一次産業でなんとか日々の生計を立てている人など、貧しい人が多く暮らす島だ。しかしこの台風によって、農作物が甚大な被害を受け、漁師も船を失うなど、たくさんの人が仕事を失い、貧困が深刻化したという。
そこで同社では、食器づくりを通じて産業の振興を支援。素材にも、地域ならではの木材・マホガニーを採用した。
レイテ島に昔から生育するマホガニーは、高級家具や高級楽器などに使用される木材。成長が早く、15年〜30年で伐採できるため、温室効果ガスの一つである二酸化炭素を吸収する効果も期待できるという。「Francis+Dale」では、同島で植林された木材を使用し、自らも計画的な植林を行う。
ラインナップは、カッティングボード、ディッシュプレートを含む約20種。価格帯は¥600~¥5,000(税別)を予定する。6月以降、インターネットおよび各種取り扱い店舗にて購入可能。
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