ソウルに生まれ育ち、4人の子どもを授かってもなお、ビューティー・エキスパートであるVicky Lee(ヴィッキー・リー)の肌は、衰えるどころかパワーアップする一方! 米・シリコンバレーでソフトウェア企業に勤務した後、彼女は「Sorabelle.com」というサイトを通じて、世界の女性たちに美容に関するアドバイスを授けている。
Vicky Leeさん
コスメにちょっと詳しい人なら、韓国コスメが世界を席巻中なことはご存知のはず。バンブー(竹)や高麗人参など。古くから韓国では、肌ケアとは肌にとっての食べ物を与えることとして、フルーツ、花、そしてその根を、ふんだんに肌に塗るのが流儀。
今回Vicky Leeが、ナチュラルな韓国コスメと使い方のコツを伝授!
「VANT 36.5」のプライマー「The Primer Sun Cushion SPF50」
韓国セレブ御用達の「Vant 36.5」は、まさに、「コスメは肌の食べ物」という韓国の美容哲学を体現するコスメブランド。オーガニック&ナチュラル専門のスーパーチェーン「Whole Foods Markets」のニューヨーク店やニュージャージー店では、「Vant 36.5」の取り扱いもあり、環境にもやさしいコスメとして認知度を高めつつある。
これから日差しの気になる季節に欠かせない日焼け止め効果のある下地には、同ブランドのモノがオススメ。
「Donginbi」の高麗人参美容液「Red Ginseng Daily Aging Preparation Essence」
紅参は、韓国コスメの中でもラグジュアリーなものによく使用されており、ハイエンドな成分として認知されている。
紅参とは、高麗人参を皮ごと乾燥したもの。皮の下に集中する有効成分ごと凝縮され、保存に適しており、高麗人参の最高級品といわれる。コラーゲンをたっぷり含み、肌をしっとりさせ、アンチエイジング効果が期待できるとされている。
筆者が勧めるのは、「Donginbi(ドンインビ)」の紅参美容液「Red Ginseng Daily Aging Preparation Essence」。特にハイクオリティな高麗人参とされる、種植えから収穫まで6年掛かった「六年根」の紅参を使用している。
「六年根」は、サポニンの含有量が最大にまでなった段階といわれるが、サポニンには血行促進作用をはじめ、抗酸化作用などの効能があるとされ、アンチエイジング分野で大きく注目されている。
「SU:M37」のアイクリーム「Full Energy Supply Eye Cream」
韓国オーガニック美容界の最新トレンドは「発酵」。発酵することで、成分の分子が細かくなり、肌への浸透力が高まるというのだ。また、発酵した成分には、肌に乗せたときに抗菌・除菌効果も期待できるとされている。
発酵系コスメでオススメは、「SU:M37」のアイクリーム「Full Energy Supply Eye Cream」。どんな肌質にも高い潤い効果を発揮する。
「belif」の保湿クリーム「The True Cream – Moisturizing Bomb」
「belif」は、香料や着色料も含め、ナチュラルな原料にこだわるコスメブランド。その保湿クリーム「The True Cream Aqua Bomb」は、ラズベリーやカラス麦を配合しており、ジェルのようなテクスチャー。使用感もさらりとしていながら、とにかく高い保湿力が魅力。肌の内側から潤いが溢れだしてくるよう!
「Innisfree」のフェイスマスク「Volcanic Pore Clay Mask」
2000年に誕生した「Innisfree」は、韓国初のナチュラルコスメ企業を標榜している。配合されている原料は、済州島で採れるナチュラルなものが中心。火山島である同島の泥や、オーガニック栽培の抹茶などが良い例だ。全ての製品がヴィーガンなわけではないので、ヴィーガンにこだわる人は、必ず成分のチェックを。
「aromatica」の保湿セラム「Rose Absolute First Serum」
「aromatica」は、韓国オーガニック&ナチュラルコスメ界のテッパン! 世界的な有機認証「ECOCERT」を取得しており、製造についてもオープン。アロマテラピーを取り入れており、香りもやさしい。ほとんどの製品がヴィーガンなのも、こだわる人にはうれしいポイント。
「VANT 36.5」のCCクリーム「Pearl Bright CC Cream」
再び「VANT 36.5」の登場だが、注目のCCクリームなら、ぜひ同社のものをオススメしておきたい。
バンブー(竹)と抹茶由来の成分が、シワを目立たなくさせ、なめらかな肌に見せてくれる。ドクダミとキャノーラ、サボテン由来の成分が、肌に潤いを。パールとオレンジの成分が、つややかさを与えてくれる。肌に余計な負担を掛ける原料を排除し、しっとりと肌を潤わせながら、守ってくれるCCクリームは優秀の一言。
ちなみに、「VANT 36.5」は、第1回ノーベル化学賞を受賞したオランダの化学者であるVant Hoffの理論を、全ての商品開発の土台にしている。Vant Hoffの理論とは、浸透圧の法則。「VANT 36.5」の成分配合は、化粧品の肌吸収は、肌の最適温度である36.5度と、それに対する有効成分の最適濃度によって決定されている。
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