暖かくなって、ドライブやアウトドアなど出かけたくなる季節。新しく、アクティブで履きやすい靴が欲しくなりました。
バリエーション豊富なキャンバス素材で、カジュアルにも少しキレイ系にも履けそうな「NEW FALCON(ニューファルコン)」という、少しメンズライクなスニーカーを発見。エスパドリーユほどリゾート感が強くなく、タウンユースに程良い雰囲気です。
キャンバス2アイレット フロントドット (¥7,800+税)
「NEW FALCON」は、2011年春から日本でも取り扱いが始まったブランド。「NEW FALCON」を販売するノスタルジックガレージの代表・青木文英(あおき・ふみひで)さんに、ブランドとの出合いや魅力などを伺いました。
青木さんと「NEW FALCON」と出合いは、2010年11月イタリア出張中にボローニャでレトロカーが集まるイベントに立ち寄ったことから。実は青木さん、営業車にも使用しているほどレトロカー好き。会社のシンボルもブランド名もルノーキャトルが由来なほど。
そのイベントの会場で数人のドライバーが同じ、ソールサイドにテープがあしらわれたキャンバススニーカーを履いていたのを見かけたのが、「NEW FALCON」との出会い。惹かれるものを感じ、どこのブランドで、どこで購入可能なのかとドライバーたちに尋ねたところ、なんと薬局で売っている医療用シューズでした。
ドライバーたちは口を揃えて次のように言ったそう。
レトロな大衆車に乗るのに「TOD’S」のような高価なものはいらない。また、レーシングシューズのように、足元ばかりが頑張っている靴では、美しくない。
その絶妙なバランスアイデンティティに、青木さんは感動したといいます。
「NEW FALCON」は、コルクがかかと部分に内蔵されており、歩行中の衝撃を吸収するリハビリ用の医療シューズ。
レトロな旧車のベストコンディションを保つうえで、壊れる前に壊れそうなところを見つけることが大切。そこへ「NEW FALCON」の軽くて薄いソールは、アクセル・ブレーキ・クラッチなどのペダルワークで「いつもと踏んだ感じが違う」感覚が分かりやすく最適なのだともいいます。
(左)素材の異なるキャンバスとゴム底が強力に圧着され、しっかりと一体化させるバルカナイズド製法。しなやかで剥がれにくい。バルカナイズドの表記も。(右)コルクが内蔵されているインソール。
初めは現地モデルの2ホール紐タイプで、オフ白・ネイビー・ベージュの3色のみだった日本展開が、いまでは日本向けにアッパーが全て変更可能。多彩な素材・ソールサイドテープのバリエーションも増え、キュートなタイプのラインナップも。「リハビリ用シューズでもセンスの良いものを」というのが、イタリア人の作り手のこだわり。
「NEW FALCON」のポリシーは、「SALUTE E COMFORT」=「健康と快適」。手頃でありながら旧車と乗り手のコミュニケーションをつなぐ“ドライビングシューズ”としても。“抜け感のあるカジュアル感”というファッションアイテムとしても。履き心地もファッション性も両立させて、履く人のニーズにくまなく応えてくれるところが、「NEW FALCON」の魅力です。
「NEW FALCON」は、デニムにも柔らかなロングスカートにもピッタリ。今年の春夏は特に、イタリアのワーク工場でつくられた、白のアイリッシュリネンのコートに、白のシャツやカットソーとノータックのパンツを合わせ、ナチュラルなマニッシュにしてみては? 「NEW FALCON」らしさを生かして、気持ちも軽くコーデを決めたいですね!
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