米ポートランドの人気レストラン「navarre(ナヴァー)」の、国内初となる路面店「navarre Tokyo(ナヴァー トウキョウ)」が、2016年4月21日(木)東京・青山にオープン。
同店では、日本国内の契約農家から提供される野菜を使ったメニューと、35種類を超えるラインナップの自然派・オーガニックワインを軸に、日変わりのランチや充実のディナーメニューが楽しめる。
farm to table
「navarre」は、2002年、オレゴン州ポートランドに創業したレストラン。「farm to table(ファーム トゥ テーブル)~信頼する農家から直送される食材の魅力をそのままテーブルへ~」がコンセプトで、ローカルな農家から直送されるワイン、および新鮮野菜を使った料理を提供しており、10年以上にわたり愛され続けている。
2014年から日本でも、原宿のセレクトショップ「niko and… TOKYO」2階で、デリスタイルでのサテライト出店を行っていたが、メニューも装いも一新して青山通り沿いに本格オープン。
それに伴い「navarre」オーナーシェフであるジョン・タボーダ氏自ら日本の農家を訪ね、千葉、埼玉、栃木の農家を「navarre Tokyo」契約農家として厳選。自然が持つ本来のサイクルを重視して作られる国産野菜を使ったメニューを、その日の食材の入荷状況に合わせて提供する。
どの農家も素晴らしい野菜を作っている。
それぞれ特徴・こだわりがあって、栃木の農家は長く無農薬野菜づくりのほか和棉づくりを続けており、畑の眺望も美しい。千葉のオーガニック農家は、コーヒーを土壌づくりに使っている。先代がその手法を開発したと話していた。埼玉の農家は、袋詰めまでとにかく丁寧にやさしく野菜を扱っている姿に感動した。
我々は、彼らが作った素晴らしい野菜の魅力を最大限に引き出し、お客さまにお届けするのみだ。
(「navarre Tokyo」オーナーシェフ、ジョン・タボーダ氏)
2016年3月からは、全調理スタッフがポートランド本店で「修行」。約2週間の現地研修で、10年以上にわたって愛され続ける本国のオリジナルメニューや料理哲学を学んだという。
繊維専門商社が出資
繊維専門商社・豊島株式会社(代表取締役社長:豊島半七、本社:名古屋市中区)が、日本での営業権を所有する株式会社オーガニッククルーに出資。
線維商社がレストランに出資する理由が分かりにくいと思われるかと思いますが、弊社も取り扱う綿花は、種から育つ「農作物」。洋服と畑は、実はつながっています。さまざまなつながりのうえに、私たちの消費は成り立っています。そんな「つながり」を感じられる場に、「navarre Tokyo」がなっていってほしい。
(豊島株式会社営業企画室室長・溝口量久さん)
「navarre Tokyo」では貸切パーティはもちろん、セミナーも随時開催。有機農業・オーガニックワイン・オーガニックコットン・ポートランドについてなどの専門セミナー等を実施しながら、「オーガニックスクール」として、自然との共生を体感できる場づくりを行っていくという。
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