「お誕生日おめでとう」「ありがとう」ーー友だちに、お世話になった方に、家族に、グリーティングカードを贈る機会はなにかと多いもの。
世に数多あるカードの中でも、ひときわ楽しいカードが「PLAY DECO(プレイデコ)」のグリーティングカードシリーズ。なんと文字を組み立てると、かわいいおもちゃになるのです!
この文字がホントにおもちゃになるの? と不思議にもなる……。というわけで今回は、実際に「PLAY DECO」のカードでロボットを作ってみました!
今回作るのは最も登場頻度が多いのではないのでしょうか、「Happy Birthday」。パーツは文字の数=14枚。それらを、説明書の順番どおりに組み立てていくだけなのですが、ロボットはだいぶ精巧と見えます。しかも木でできているので、丈夫だし高級感。
……難しいんじゃないの? と、ドキドキしながら、早速作ってみましょう!
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「Happy Birthday」は2色展開。(Image: Courtesy of Twelvetone INC.)
文字を抜き出すときは、スポっと抜けました。個人的には前から押し出すほうがイイ感じ。
それでは、①から順番に組み立てて行きます。最初は頭部。「!!(ビックリマーク)」と2つの「A」を組み合わせます。ここまではスムーズなのですが……
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残りの「D」と「H」をはめ込むとき、ちょっとコツが必要そう。「A」が少しグラグラして、ちょっとだけ難儀。押しこむときに力を入れすぎて、崩してしまいます。
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「A」の接合部をしっかり抑えながらはめ込めばすぐ! 頭部ができました!
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続いて胴体へ……。「B」と「T」が脚に。「I」でつなぎます。
2枚目の「H」がお腹、「R」が背中。ここもはめ込むときに、ちょっと力がいりました。
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あっちゅー間に頭と胴体が完成。初見ですが、ここまで5分も掛かってない。
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続いて頭には「P」のお耳を。おサルさんみたいでかわいい。
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胴体には「Y」の腕を。
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ほれよっと。
ちなみに、この腕はちゃんと上下します。芸が細かいぜ……。
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筆者的にいちばんの難関は、ここから。胴体と頭をくっつけるとき。なかなかうまい具合に接合部がハマってくれなくて右往左往……。
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でも、ばっちり。
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最後は顔。ここで気づいたのですが、先にココにに文字を書いておいて、相手に渡すのですね。
すでにロボットちゃんがもう1枚、ちゃんと「Happy Birthday」のカードを手渡しで持ってくれているのに、再び「Happy Birthday」と書き込んでしまった……。
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顔にカードを入れれば……
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完成! 製作時間は10分未満。大人はもちろん、小さいお子さんも親子で楽しめそうです!
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「PLAY DECO」はもともと特に用途のない、組み立て人形おもちゃのシリーズ。しかし、「ただ組み立てて終わり……じゃなくて、組み立てた後もたくさん使ってほしい」と、デザイナー・
そこでまず、「現金輸送車になる貯金箱」「小物入れになるダンプトラック(※荷台部分にペンも立てられる!)」「ペン立てになるフォークリフト(※リフト部分にメモなどを乗せられる!)」「消防車のテープディスペンサー」という、大人も使える”おもちゃな文房具“シリーズを企画。
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文房具になるおもちゃシリーズ「Work Vehicles」。(Image: Courtesy of Twelvetone INC.)
そこからさらに発展して生まれたのが、こちらのカードなのでした。ほかに「Congratulations」「Thank you」がありますが、文字が変わるとまた表情の違うロボットちゃんに。
どんな文字もきちんとパーツに変換してロボットにしてしまうクリエイティビティがすごすぎる……。
そうですね。文字をパーツに配分していく作業が、やっぱり一番難しかったです。
文字自体は勝手に変更するわけにはいかないですし、左右対称になるようにするにも、同じ文字が2個ずつ入っているわけでもないので、文字を回転させたり拡大したり、文字の形を崩さないよう気を配りながら配分しました。(Twelvetone・角田さん)
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筆者が最も苦労したのが、パーツ(文字数)の多い「Congratulations」(右端)。それでも10分と掛からず作れました!
グリーティングカードは、「キモチをカタチで伝える」というコンセプト。大切な方へ、いつもよりさらに気持ちのこもったカードとして使っていただけると嬉しいです。
ノリもハサミも使わず簡単に組み立てられるので、ふだんモノづくりをしない方でも、その楽しさを味わっていただけると思います。(同上)
1枚800円(税抜)。現在、文房具カフェ(東京都渋谷区)、Osoto(東京都目黒区)、ヨドバシカメラ秋葉原店などで販売中。
もらった後もハッピーな気持ちが続く遊び心いっぱいのカードで、気持ちを伝えてみては!
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