フィンランド・ヘルシンキを拠点としたブランド「COSTO(コスト)」。キャスケットやハンチング帽にポンポンが付いたユニークな帽子が有名です。
2006年以来「COSTO」のアイテムを作るのは、デニムやテキスタイルの端材など、高品質でありながらも廃棄されてしまう未使用の工業用生地。それを確かな技術でタイムレスなアイテムを幅広く展開しています。
バックパックにボウタイ、シューズなどがライナップ。代表的アイテムである帽子のポンポンは、取り外しが可能。気分によって色のコンビネーションを変えられるのも楽しい。生産ロットに満たない余った未使用糸のみを使っているので、糸がなくなったら生産終了。すなわち、どの帽子も数が限られた限定アイテム。気に入った帽子があれば、ぜひゲットしたい!
「COSTO」が買い付ける糸は、もともとソファなどに使われる予定だった頑丈なもの。長く使えるだけでなく、ラフにアウトドアで使ってもOKな耐久性があるそう。
そんなリサイクルに熱心に取り組む「COSTO」からスピン・オフして生まれたのが、アパレルブランド「Pure Waste Textile(ピュア・ウェイスト・テキスタイル)」。リサイクルコットンのみを使い、ベーシックなTシャツやスウェット、パーカーを作っています。
「COSTO」のアイテムが人気になるにつれ、できればより多くのデッドストック素材を集めたいと考えていたところ、中国に住む友人に繊維リサイクル工場を紹介してもらえたそう。工場ではデニム生地のリサイクル繊維づくりをチャレンジ。量産体制を整えたといいます。
これによって、生産にかかる水の使用量が大幅に少なくなったのも大きな特徴。
新しい糸を開発するたび、どんなものを作ろうかと、アイディアがいっぱい湧いてきていますよ。
そう話すのは、「Pure Waste Fabric」創設者兼「COSTO」ボードメンバーのHannes Bengsさん。
北欧から届くミニマルデザインは、生産背景もミニマルにチャレンジ中。そこから生まれる新しい可能性に期待が高まります。
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