鮮やかな色の繊細なグラデーションがが美しい「BoldB」のジュエリー。「何の石を使っているの?」と思ったら……実は木でできているんです!
オーストラリア在住のジュエリーアーティスト・Britta Boeckmannが手掛けるアクセサリーは、木と樹脂(レジン)を組み合わせて作られています。
オーストラリアの雄大な自然にインスピレーションを受けたという、なんとも魅惑的なアクセサリーのヒミツを、Brittaさんに尋ねました。
―― このジュエリーが生まれるまで、どんないきさつがあったのでしょう?
生まれ故郷のドイツでは、工業デザインを専攻していました。大学を卒業後は、オーストラリア人のパートナーといっしょにオーストラリア・ウォンガラッタに移住しました。メルボルンから北東約250kmにある街です。そこに木工の大きな工房があったんです。
オーストラリアに移住した当初は何もすることがなかったので、週に3日は工房に通っていました。工房の人々はとても親切で、いろんな技法を教えてくれました。私はすぐにのめりこみましたね。
試しに樹脂と木を組み合わせてみたら、樹脂のカラフルさと木のナチュラルな色のコントラストがすごく美しかったんです。工房にはほかの人が使った後の切れっ端がたくさんありました。それらはあとは燃やすしかないものなので、いくらでも試行錯誤できたんです。
2014年にメルボルンに引っ越してから、自分の小さな工房を作って、正式にブランドとして始めました。
―― すごくキレイですが、どうやって作るのか簡単に教えてもらえますか?
木の切れ端か、リサイクル木材を樹脂と組み合わせるのですが、樹脂も自分で着色しています。工程はけっこう多いので、20ずつ作っています。新しいのを作るのには、毎回2カ月くらい試していますね。
―― これからの挑戦は?
義理の兄弟が、ブランドのビジネス部分を担ってくれることになったの。彼はここ5年間、営業の仕事をしていたの。ブランドとしてしっかり運営していくことが、これからのチャレンジね!
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