※Fragmentsでは紹介のみ行っています。また、情報はページ公開時のものです。お問い合わせ・ご連絡はイベント主催者さまへお願いします。
カンボジアに埋まる地雷。爆発すると、手足を粉々に吹き飛ばされるだけでなく、爆風によって吹き飛んだ破片が目に入り失明してしまうことも……。カンボジアでは、内戦中に400万~600万個の地雷が埋められたといわれ、いまなお多くの地雷が土に眠っています。
人間の憎悪と分断のシンボルだった地雷原を、人と人の、そして自然界の全ての生命との、共生のシンボル綿畑に変える。さらに育った綿で、カンボジア伝統の手紡ぎ手織りの製品を作る。
それが、カンボジアのNPO法人Nature Saves Cambodia-Japan(NSCJ)の活動です。そんな夢と希望の詰まった綿畑に、実際に訪れてみませんか?
Nature Saves Cambodia-Japanの活動とは?
地雷原の近隣に住み、日々の生活に苦しむ人々が、経済的に自立できるよう支援活動を続けているNSCJ。地雷除去された土地を綿畑に変え、採れたオーガニックコットンで心地よい製品を作ることでサポートしています。
2009年に4haの畑でスタートしたNSCJの活動ですが、いまでは年間約5トンの綿花を生産しており、現在20人が綿づくりに携わっています。栽培した綿は、カンボジアオーガニック協会(COrAA)のオーガニック認証を得ています。
2013年は、畑の隣に糸紡ぎ・機織りのトレーニングセンターを開設。今後は、2018年までにジニング工房(※綿繰り)を作り、原綿輸出も開始し、200haの地雷原を綿畑に変えることを目指しています。
オーガビッツといっしょに、希望のコットン畑を訪ねよう!
2016年1月26日出発のツアー中は、コットンの収穫期。乾期に入ったこの季節のカンボジアは、雨も少なく比較的過ごしやすい季節。カンボジアの仲間たちといっしょに、真っ白な綿の実を摘みませんか? コットンを収穫しながら、実際に地雷の被害に遭いながらも、真摯に綿づくりに携わる現地のみなさんと、交流を深めることができます。
また、織物の村・コーダエでは、手紡ぎと染め織りの工房を訪ねます。バッタンバンで採れたオーガニックコットンが、たくさんの手を通じて布になる過程を見学するほか、世界で1枚だけのMY・ハンカチを手織りするワークショップを行います。
実は内戦以前のカンボジアは、世界でも有数の綿産地。しかし、地雷を埋めてしまったことにより綿畑はなくなってしまったのです。
日本で流通するコットンの約6割を扱う繊維商社・豊島株式会社では、日本のみならず世界のコットンの歴史を未来に受け継ぐため、自社のオーガニックコットンプロジェクト「オーガビッツ」での寄付を通じて、NSCJの活動を応援しています。
カンボジアの地雷原をオーガニックコットンで再生し、地雷被害者家族のみなさんといっしょに希望の綿畑作りを実現する――あなたもツアーを通じて、地雷原を希望の大地に蘇らせる活動の一員になりませんか?
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