BIOを知り、日常の中に少し取り入れてみると、身の回りのケミカルで工業的なものも、違った角度から見えて、あらためて理解できたりします。
自分自身の中に新しいモノの見方、価値観が生まれる感覚は心地良い! だから、BIOは、ラッキーなこと!
「BIO is LUCKY!」では、BIOでラッキーな情報をご紹介していきます。
一般社団法人日本ビオホテル協会の中石真由子です。
「ケミカルか、ハーバルか?」――これはドイツやオーストリアの知人から、何度となく聞いた言葉でした。
体調がすぐれないとき、すぐに病院に行くのではなく、自分自身に問いかけることが習慣になっています。
化学的な薬を服用するのか、植物の力を借りるのか。
頭が痛かったり、咳が出たりなど初期の症状の場合には、ハーブティーやエッセンシャルオイルで様子を見ます。
とのことでした。
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「SONNENTOR(ゾネントア)」オーガニックハーブティーをBOXに入れて。(Photography: Mayuko Nakaishi)
ヨーロッパでは、ハーブのある生活が日常的にあり、植物療法や自然療法も長い歴史とともに根づいています。
専門的な資格を有するスタッフが、その人の症状に合わせてハーブを調合するApotheke(アポテーケ)と呼ばれる薬局もあったりします。
さらに身近なところでは、スーパーマーケットやドラッグストア、コンビニエンスストア。
大きな棚の一面全部がハーブティーのパック。ハーブの効能を確認して、自分好みのブレンドを選ぶのも楽しいです。
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オーストリア、インスブルック旧市街にあるドラッグストアの店内(Photography: Mayuko Nakaishi)
ティーバッグのものは、マグカップでカジュアルに。
何度もお湯を注いで、濃さがなくなるまで飲んだり、気軽にフレーバーを変えて気分をリフレッシュしたり。自分好みのスタイルが、日常の中に溶け込んでいます。
ちなみに、この商品は、無漂白紙のリサイクルペーパーのティーバック。糸は、オイルコーディングしない無漂白コットン。金属のホチキスも未使用です。
毎日口にするものだからこそ、無農薬・有機農法の原材料のもの、信頼できる企業の商品を選びたいという発想は、一杯のお茶から生まれたりします。
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「SONNENTOR(ゾネントア)」 “Calming Tummy”=お腹を落ち着かせるという名前のハーブティー。お腹の上に重石とゾウが乗っています(笑)〈Photography: Mayuko Nakaishi〉
オーストリア・インスブルックにある「BIO Wellness Hotel HOLZLEITEN」で、お部屋に運んでくださったティーセットは、上段がポット、下段がマグカップになっているユニークなものでした。
冷めずに飲むことができ、とても合理的です。
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オーストリア・インスブルック「BIO Wellness Hotel HOLZLEITEN」にて。お部屋に運んでくださったハーブティー用のポット&カップ(Photography: Mayuko Nakaishi)
同じ「BIO Wellness Hotel HOLZLEITEN」では、SONNENTOR社の特製ラックが壁に設置されていて、ハーブティーが選びやすく取り出しやすくなっています。
右に見えるのは、お湯が出るサーバー。大きめのマグカップも用意されていました。
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オーストリア・インスブルック「BIO Wellness Hotel HOLZLEITEN」のダイニングコモンスペース一部(Photography: Mayuko Nakaishi)
私たちは、無意識的に、意識的に選ぶことを繰り返して、生活しています。
選択の自由があること。そして、その幅が広いことで、心地よさや豊かさを感じたりします。
一方で、たくさんの選択肢があるほど、自分自身で選び、行動するための正しい情報や知識も必要です。
私たちの身体や健康を守るための選択と選択肢、知識や知恵。少し意識してみることで、新しい世界が広がります。
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