フィリピン・北ルソンの先住民族の文化に着想を得たエシカルジュエリーブランド「EDAYA(エダヤ)」から、初のメンズ&ユニセックスライン「ANG‐ANGGA」シリーズが発売されました。「ANG‐ANGGA」は、北ルソンの先住民族・カリンガ族の言葉で、強さを象徴する伝統的な装身具という意味。
伝統×モダンへのチャレンジで生まれた竹のボウタイ
今回のコレクションのお披露目は、10月20日の「EDAYA」3周年記念パーティーでのこと。その色づかいや伝統楽器のモチーフなど、メンズライクな雰囲気も持つ「EDAYA」には、男性が身に着けられるアイテムを望む声も多く集まっており、待望のメンズライン発表に期待が高まりました。
発表されたのは、竹のボウタイ。
5月に開催された展覧会の際に来日した、現地パートナーであり、職人のエドガー・バナサン氏とともに、日本のメンズアイテムを視察。伝統技術が生かせて「EDAYA」らしいもの、と考え、エドガーさん自ら選んだのがボウタイだったのだそう。
手作業で竹を削り、いぶして着色。さらにタトゥーの模様を模した彫りが入っているものも。アクセントのリボンは「EDAYA」の工房のあるバギオで、伝統的な織りの技術により織られているものから、それぞれに合うものが選ばれました。
コレクションを重ねるごとに成長する職人
メンズラインということもあり、エドガーさんが「好きにやらせてほしい」と。竹を用いた伝統技術で作られたボウタイは、伝統と今をつなぐアイテム。それを職人が自ら選んだというこの一歩が、とても意味のあることです。(EDAYA代表・山下彩香さん)
職人とのコミュニケーションの中で、日本で受け入れられるクオリティへの理解が長年大きなハードルだったという「EDAYA」。国によって異なる文化を持つがゆえのそのハードルを、昨年発表された「PULCHUS」シリーズで大きく乗り越えました。
伝統技術でモダンなものを生み出すクリエイティブの域に突入した今回のコレクションは、「EDAYA」の新たな一歩ともいえます。
素材はもちろん、職人が自身の可能性を探し始めたこと。その成長がとても嬉しいです!(同・山下さん)
シンプルな中に高い技術が見えるブレスレット
同時に発表されたブレスレットは、4種類。ユニセックスで使用が可能です。
竹の繊維の流れを生かしつつ、くるんと美しい円に曲げるのには高い技術が必要で、苦心の末に誕生したアイテムなのだそう。
どちらも、結婚式などのセレモニーはもちろん、ここぞ!というときに身に着けてほしいアイテムです。注目度アップ間違いなし!
「ANG‐ANGGA」シリーズは、現在発売中。受注生産で、約1カ月後に手元に届きます。
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