繊維専門商社豊島株式会社(本社 名古屋市中区)のオーガニックコットンブランド「オーガビッツ」。より多くの人にオーガニックコットン製品を使ってもらえるように、「ちょっとだけ」オーガニックコットンを混ぜることで、100%でなくても、ちょっとずつちょっとずつ、オーガニックコットン製品を増やしていくーーそれが、「オーガビッツ」名前の由来です。
同社では、全国の20歳~69歳の男女1,056名に「オーガニックコットンに関するアンケート調査」を実施。
これまで毎年継続して行っている同アンケートですが、プロジェクト設立10周年を迎えた今年は、より幅広い層からサンプルを抽出。そのため、認知の実相をこれまで以上にあぶり出した感があるのではないでしょうか。
オーガニックコットンは広く知られている!
Q1. オーガニックコットンを知っていますか?(回答は1つ)
オーガニックコットンを「知っている」もしくは「名前を聞いたことがある」と答えた人は約6割。オーガニックコットンが広く認知されていることが分かります。
Q2. オーガニックコットンを使用しているもので、あなたが使っているものはなんですか?(回答はいくつでも)(Q1.で「知らない」の回答者は対象外)
オーガニックコットンを使用している製品としては、タオル、肌着・下着、洋服、ベビー服などが多数を占めています。肌に直接触れる製品にオーガニックコットンを選ぶ人が多いようです。
いまだに間違った認識を持っている人が多い。
Q3. あなたは『オーガニックコットン』と聞いて、どのようなイメージを持っていますか?(回答はいくつでも)(Q1で「知らない」の回答者は対象外)
『オーガニックコットン』のイメージは、カラダに良いが68%、品質が良いと答えた人が62%。多くの人がオーガニックコットンに対して「カラダに良い」と勘違いしていることが分かりました。
この傾向も、2013年時から同じ。通常のコットンもオーガニックコットンも、収穫されたコットンから農薬は検出されません。そのため、オーガニックコットンが特別肌に良いということはありません。
Q4. あなたは『オーガニック』と聞いて、どのようなイメージを持っていますか?(回答はいくつでも)
『オーガニック』のイメージとして約7割の人が「カラダに良い」と考えており、また、約4割の人が「品質が良い」「高価」というイメージを持っていることが分かりました。
Q5.オーガニックは環境に良いとされていますが、あなたはそのことをご存じでしたか?(回答は1つ)
オーガニックが環境に良いということを知っていた人は52%と約半数。
正しい知識も、いっしょに広まっているようです。
社会貢献活動への関心は高まっている!
Q6.あなたは環境保全やボランティアなど社会貢献活動に参加していますか?(回答は1つ)
環境保全やボランティアなど実際に社会貢献活動に参加している人は15%と非常に低いことがわかりました。
Q7. あなたが環境保全やボランティアなど社会貢献活動に参加していない理由を下記より選択してください。(回答はいくつでも)
環境保全やボランティアなど社会貢献活動に参加していない理由として、「機会がない」が約50%と最も多く、次いで「時間がない」が37.7%、「どのように参加するのかがわからない」が26.6%という結果になりました。一方、「参加する意識がない」と回答した人は24.6%と低い数字となりました。
Q8. あなたは環境保全やボランティアなど社会貢献活動に今後(も)参加したいと思いますか?(回答は1つ)
全体の約5割の人が、環境保全やボランティアなど社会貢献活動に今後(も)参加したいと回答。社会貢献活動への参加意識が高いということが分かります。
今回は抽出サンプル層を拡大したため、項目によっては前年以前から数字の変動が見られるものの、約6割の人がオーガニックコットンを「知っている」もしくは「名前を聞いたことがある」と回答し、「オーガニックコットン=カラダに良い」「オーガニックコットン=品質が良い」という認識が先行する傾向は、前年以前と同様の結果となりました。
「オーガビッツ」を率いる同社営業企画室・溝口量久室長も、
オーガニックコットンに対する認知度やイメージに大きな差がないことが意外でしたが、それだけオーガニックコットンという単語が一般的になっているのだと捉えています。今後も地道に、オーガニックコットンを広めていきたいです。
と、コメントしています。
環境問題や社会問題に対する意識の高まりに、今後もオーガニックコットンおよびオーガニックに注目が集まりそうです。
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