オレンジ、イチゴにメロン……ロッテルダムの大学生がフルーツを原料にレザーのような新素材を開発! 廃棄される予定のフルーツがステキに生まれ変わります。
オランダ政府の発表によると、オランダでは年間約28億米ドル分の食料が廃棄されているとのこと。
特に、まだ食べられるのに見た目などの理由で、スーパーや農家では大量の野菜やフルーツが廃棄されています。さらに、廃棄するにもコストが掛かるため、違法に廃棄する業者もおり問題になっているそう。
そこで、オランダ・ロッテルダムのWillem de Kooning Academieinの学生チームが解決に乗り出しました。
学生たちは、オランダでも有数の規模を誇る市場に週2回繰り出してフルーツや野菜の廃棄を回収。その量、毎回約3,500kg! 「見た目が悪い」マンゴーや、潰れたオレンジなどを集めたといいます。
廃棄するために掛かるコストは、約1kgごとに12セント。毎日3,500kgも廃棄していたら、販売者にとっては無視できないコストになりますね。
学生たちは廃棄予定のオレンジ、イチゴ、リンゴ、マンゴーなどのフルーツを引き取り、新素材へと生まれ変わらせました。
詳しいプロセスは非公開にしろ、作り方はいたって簡単。お料理のように、マッシュして煮込んで乾かすだけ。まだ商業的な実用性はないものの、それに向けて現在は強度や耐久性の研究をしているということです。
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