“つみ木”って、ノスタルジックな響き。「いまも使っているよ」という声は……ほとんどないですね。しかし、いまここに大人も思わず積みたくなるスタイリッシュなつみ木が生まれようとしています。
つみ木という名のインテリア
「もっと木を」をコンセプトに活動する森林保全団体more trees(モア・トゥリーズ)と、世界的建築家の隈研吾氏のコラボレーションにより、国産スギのつみ木をデザインするプロジェクトのサポーターを募る、クラウドファンディングが「Makuake」でスタートしました。
こちらが、そのつみ木。
シンプルな山型のピースを組み合わせていくと、さまざまな形のインテリアオブジェを作ることができます。
組み合わせによって無限に形を変えるので、子どもの柔軟な発想力を育てるのはもちろん……、
自分だけのお気に入りの形を見つけて、リビングのオブジェにしたり、気分転換に積んでみるのも良さそうです。
組み合わせを工夫すれば、ハイセンスな実用品にも。
「これまでにない」つみ木を作りたい!
「国産の木材で、これまでにないつみ木を作りたい!」というmore treesの思いから始まったこのプロジェクト。デザインを依頼したのは、世界的建築家・隈研吾氏。
建築的要素を持つこのつみ木。隈氏いわく、「この積木を重ねていくと家具も家も公園も作れる」とのこと。
森とともに生きる、宮崎県諸塚村産のスギ
つみ木の素材には、宮崎県諸塚村産の無垢スギ材を採用しています。諸塚村は、日本で初めて村全体でFSC森林認証※を取得した、森とともに生きる村。
スギ独特の柔らかい手触りや美しい木目、一つとして同じピースがないことに加え、どこで誰が育てた木でできているのか分かる。これもまた「これまでにない」つみ木の大切な要素です。
東京ミッドタウンには「つみきのひろば」が登場
さらに、東京ミッドタウンで10月16日~11月3日に開催される「東京ミッドタウン デザインタッチ 2015(TOKYO MIDTOWN DESIGN TOUCH 2015)」では、このつみ木を応用させた「つみきのひろば」が登場するとのこと。
芝生に広がるさまざまな大きさのつみ木を眺めるもよし、つみ木を自由に積むもよし。
子どもの頃の遊び道具を、成長とともにインテリアとして楽しむ。ものを大切にする心まで育ててくれるつみ木に期待がふくらみます。
クラウドファンディングは、9月29日まで。
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