突然ですが、みなさんに質問があります! いまどきの大学生が普段、授業以外にどんなことをしているか気になりませんか?「アルバイト or 遊び」が定番イメージというところでしょうか?
しかし、それだけではない学生が実際に私の周りにもたくさんいます。今年6月に始まったボランティア活動「Makuhari Beach Cleanup」も、その一例。今回はこのプロジェクトについてご紹介します!
現実を前に生まれる疑問
大学の友人が企画・実践中のプロジェクト「Makuhari Beach Cleanup」。このプロジェクトは、授業前にみんなで、幕張の海岸をキレイにしようという活動です。
私も第2回目の7月27日に参加してきました! 清掃場所は大学の近く千葉県・幕張の浜です。
そこで目に入るゴミの数々……漂流してきたものが9割でしたが、残りはその場で捨てられたゴミたち。どこから手をつけていいのか、果たしてこれは回収する意味があるのか? 正直そんなことも思っていました。
浜に打ち上げられた以上、「誰か」が拾わない限り永遠にそこに残り続ける。それならば「やっぱり、やるしかない」広がる海とゴミを見つめていたら、朝の眠気もどこかへ消えていました。
それでもゴミはなくならない
掃除中、特に気になったのペットボトルなどのプラゴミ。プラスチックは劣化等で小さくなったとしても、自然分解することはありません。拾わなければ、そこに存在し続けます。
私たちが海岸で目にするのは、あくまでも海洋ゴミのほんの一部。海の上を漂流しているか、海底に沈んでいる膨大な量のゴミの存在も忘れてはなりません。
海洋に流出するプラゴミは世界全体で年間480万~1270万トンに達するとの試算が、2015年2月13日付の米科学誌サイエンスに発表されています。深く考えていくと、拾うだけでは解決しないこと、そもそもいまのプラスチック製造や消費量まで見直す必要があることも見えます。
そこで、何が私たちにできること?
このプロジェクトは、もともとサーフィン好きな友人が、米・サンディエゴの短期留学中に「think BLUE」という活動に出合ったのがきっかけ。そこで環境保護に興味を持ち、帰国してからやりたいことをシェアして仲間を増やし、輪を少しずつ広げているのです。
ほかに「Makuhari Beach Cleanup」に参加した大学生に参加した理由を尋ねてみると、「企画者の考えに共感し、そのがんばりに協力したいと思った」「環境に関する勉強をしていて、何か小さなことでもいいので、アクションを起こしたいと思っていた」「同じような考えを持つ人と話をしてみたかった」などなど。
参加のきっかけは人それぞれ違いますが、まず「興味を持ったらやってみること」がすごく大切だなと思いました。
一人ひとりの「海を少しでもきれいにしたい!」という思いが集まれば、大きな活動になります。こうやっていろんな活動が広がっていけばいいなぁと心から思います。
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