フィリピンの先住民族の事例から人と社会のつながりを考える「『わたし』と『社会』のリ・デザイン展」開催

2015. 5. 25

※Fragmentsでは紹介のみ行っています。また、情報はページ公開時のものです。お問い合わせ・ご連絡はイベント主催者さまへお願いします。

フィリピンの山岳先住民族「カリンガ」の世界観を体感しながら、「個人」と「社会」のつながり(関係性)を見つめ直す展覧会「『わたし』と『社会』のリ・デザイン展 -EDAYA JOURNEY展vol.2-」が、2015年5月31日(日)から8日間にわたって開催される。

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同展は、「マイノリティーのエンパワーメント」をテーマに、アジアの地方に隠れている才能や資源を生かしたブランドを運営する「EDAYA(エダヤ)」によるもの。フィリピンの山岳先住民族「カリンガ」のアイデンティティ確立をサポートするために調査・ワークショップ等を行う「EDAYA JOURNEY プロジェクト」の一環として開催される。2回目となる今回は、カリンガ族約50名へのインタビューから見える「カリンガの世界観」の展示や、さまざまな分野で活躍する多彩なゲストを迎えたトークイベントなどを行うという。

本展では、フィリピンの山岳先住民族「カリンガ」約50名に行った取材の映像や写真を展示するほか、多彩なゲストを迎えて日替わりイベントが行われる。ディープな「カリンガの世界観」を感じながら、後を絶たない「孤独死」に見られる「個人」と「社会」の隔絶、ソーシャルメディアの発達による「個人」と「社会」の直結化など、相反するような関係性が複雑に絡みあう日本社について再考。

日替わりイベントには、アラブ音楽の専門家や国際協力活動を行う学生、伝統芸能の専門家や発明家など、さまざまなジャンルで活躍するゲストを招く。ゲストらの話を通じて、どのように個人が社会との関係性を紡いでいくことができるかを考える。

また、失われつつあるフィリピン・北ルソン地方の山岳先住民族の生き方にインスピレーションを受けたデザインで、受け継がれてきた精緻な職人技のコラボレーションによるジュエリーや竹楽器を展開する「EDAYA」のジュエリー、また竹楽器の展示・販売も。また自ら、竹楽器バリンビン、サッガイプを作ることができる「竹楽器ワークショップ」も開催される。

同展の第1回目「EDAYA JOURNEY展 Soul of Kalinga Music」では、失われつつあるフィリピンの山岳先住民族「カリンガ」の無形文化や伝統音楽の現状を調査・記録、映像や写真で発表した。

EDAYA「『わたし』と『社会』のリ・デザイン展」

Website: https://www.facebook.com/edayajourney
会期:2015年5月31日(日)〜6月7日(日)
時間:11:00〜18:00
会場:六本木ストライプハウススペース(東京都港区六本木5-10-33)
入場料:無料(日替わりイベント、ワークショップは有料)
主催:EDAYA JOURNEY 展実行委員会
共催:六本木ストライプハウスギャラリー

【EDAYA】
Website: http://edaya-arts.com/

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