驚異的な人気を誇る、アメリカ発のヴィンテージ品オンラインショップ「Nasty Gal(ナスティ・ギャル)」。立ち上げたのは、学歴もない不良を自認する女の子!
いまや「Nasty Gal」といえば、アメリカの女の子の間ではカリスマ的オンラインショップ。それを立ち上げたSophia Amoruso(ソフィア・アモルーソ)自らの失敗と成功の軌跡を赤裸々に語った書籍「#GIRLBOSS 万引きやゴミあさりをしていたギャルがたった8年で100億円企業を作り上げた話」が、3月19日に刊行された。
世界最大のネットオークションのサービス・ebay(イーベイ)での古着販売をきっかけに、企業価値100億円超の会社を作り上げたソフィア・アモルーソ。しかし、ファッションの仕事を始める前の彼女は、どうしようもないほどの不良で問題を抱えた少女だった。幼少の頃は、問題行動を頻繁に起こしていたし、ハイスクール時代はうつ病でADDと診断される。両親が離婚した後は、盗みやゴミ箱あさりと、最底辺の生活に……。
そんな彼女がいかにして成功したのかーーきっかけはebayでの古着販売。ソーシャル・ネットワーキング・サービスの活用に長けていた彼女は、音楽やエンターテインメントを中心としたSNS・Myspaceをフル活用し、経費を掛けずにファンを獲得していった。自ら「誰もが見たことがない」クールなコーディネートをし、スタイルの提案をした彼女の世界観に、世界中の女性たちのみならずファッション業界全体が魅了されるようになる。
#ガールボスは、自分の人生を自分で決める人のこと。
がんばって働いて、欲しいものは
自分で手に入れる。
(本文より引用)
ビジネス書ではあるが、そのサクセスストーリーを追体験するようなワクワクがある本書。ガレージセールやスリフトショップを駆け巡り、自分にできることを精一杯する。飾らずのびのびと(でもちょっぴりアウトローに!)、アルバイトをクビになってばかりだったダメダメの女の子が、なんでも学びとして吸収していく。そんな彼女のリアルな経験談に、勇気がもらえるような感覚が得られる一冊になっている。
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