ブランドが拠点を置くニューヨークを始め、世界で注目を集めつつあるエコロジー素材「ベジタブル・アイボリー(植物象牙)」を使用したアクセサリーブランド「MUJUS(ムフス)」が2015年春より日本に本格上陸。上陸と合わせ、百貨店3店舗・計4回の期間限定ショップをオープンする。
ラテンアメリカの国々は、自然素材の宝庫。カラフルな色合いと、陽気で楽しい人々に溢れている。「MUJUS」は、そんなラテンアメリカのエネルギーにインスパイアされたアクセサリーブランドだ。
素材は、アマゾン熱帯雨林に生息するタグア椰子の種子。種子は磨くほど象牙に似た光沢と質感が生まれるため、欧米では「ベジタブル・アイボリー」と呼ばれている。優しいながらも鮮やかな色彩には、草木由来の染料を使っており、エコロジーなものづくりをしている。
大胆な大ぶりデザインと裏腹に驚くほどの軽さは種子ならでは。昨春から試験的に日本での販売を開始していたが、身体の負担になりにくいと、幅広い年齢層の方から高評価を得た。海外で展開されているものを直接輸入するのではなく、サイズなども日本市場に合わせた特別仕様。上陸に合わせて、阪急百貨店うめだ本店、伊勢丹新宿店、松屋銀座の3つ百貨店で、4月29日から順次4つの期間限定ショップをオープンする。
ニューヨーク在住のデザイナー・Paola Delgadoは、日本への上陸に際し、「センスが良く、品質に対する厳しい目をもった日本の女性達が魅力的だと感じるようなアクセサリーを作るのは、デザイナーとしても新たな挑戦。とてもやりがいを感じている」と話している。
デザイナー・Paola Delgadoは、ペルーで生まれ育つ。大学卒業後、金融業界で働いていたものの、祖国に恩返しをしたいという気持ちから、ペルーに戻り、単身バックパッカーの旅へ。旅中、タグア椰子と出合いインスパイアされた彼女は、首都・リマに工房を作ってアクセサリーブランドをスタート。地元、特に恵まれない女性に雇用機会を創出している。
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