「Filippa K」ってどんなブランド?
北欧で注目を集めるアパレルブランド「Filippa K(フィリッパ・コー)」。1993年のブランド創業から間もなく、ジャージー素材を使用したアイテム、ニット、ジーンズなどで注目を集めます。以降、デンマーク、ノルウェーなど北欧諸国に展開が広がり、北欧からオランダ、ベルギー、ドイツと欧州全体へとさらに人気が広まりました。
現在、欧州、北米を中心に世界20カ国以上、750以上のショップで販売されており、日本でも一部のセレクトショップ、百貨店にて取り扱いがあります。
創設者であり、現在はクリエイティブ・ディレクターを務めるFilippa Knutssonの両親は、「Gul & Blå(ギュール・オ・ブロー)」というジーンズメーカーを経営。こちらもスウェーデンでは有名だそう。
「Filippa K」が大事にしているもの
すぐに変わる流行よりも質、シンプルさ、そしてデザイン性に価値を置く、現代の男女のためのミニマルでシンプルなデザインがフィロソフィー。長く使えるタイムレスなファッションのために、服の中身も外見も、シンプルで美しくあることを是としています。
そのシンプルな美しさをものづくりの背景にも取り入れており、Reduce(減らす)、Repair(直す)、Reuse(もう一度使う)、Recycle(リサイクル)の「4R」を実践しています。
2月から始まった新・サービス「LEASE」と「COLLECT」
そんな「Filippa K」が2015年2月から始めた新サービスは、「Filippa K」が求めるミニマルな美しさを追求したもの。服との付き合い方をトータルデザインし、ブランドのフィロソフィーに自然に参加できるものになっています。
まず、「LEASE」は、現在販売中のコレクションの中のアイテムをレンタルで借りられるというもの。スーツやドレス、アクセサリーを、スペシャルな場面にぴったりの厳選アイテムが借りられます。ワードローブの中身をアップデートするうえでの新しい提案。20%OFFの価格で、4日間借りられます。対応の店舗は、現時点でスウェーデン内の3店舗。
「COLLECT」は、もう着ないな、という「Filippa K」のアイテムを回収するというサービス。ショップに持ち込むと、「Filippa K」のアイテムが15%OFFで買うことができます。状態が良いものは、自社で運営するブランド用のセカンドハンドショップで再販。残りは「Stockholms Stadsmission」という団体のためのチャリティになります。
現在、「LEASE」は母国・スウェーデンのみ、「COLLECT」はスウェーデンとデンマークのみでの展開ですが、来年以降も展開する店舗を広げていきたいといいます。
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