「Proud Mary(プラウド・マリー)」は、ニューヨーク発のテキスタイルブランド。グアテマラ、ペルー、メキシコ、マリ、モロッコ、そしてレソトの伝統的でカラフルなテキスタイルをデイリーに使えるアクセサリーや、ホームデコにデザインしている。
かの国々の美しいテキスタイルに魅了されたのは、創始者であるHarper Poeさん。「旅+生地+デザイン+国際開発=?」と、自身の「好き」を全て詰め込んだブランドだ。
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「Proud Mary」創設者&デザイナー・Harper Poeさん
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「小さい頃から、どこか落ち着かない感じがあって、あふれるパワーをどこにぶつけるべきか分からなかった」ーーそう振り返る彼女は、そのパワーを吐き出す場を求めて、学生時代からあちこちに移り住んだ。特に国際開発に深い興味のあった彼女は、国際NGO・Habitat for Humanityにボランティアとして参加、南米へ。コスタリカ、フランス、コロラド州、ロサンゼルス……
そうして最後に住んだニューヨークで、それまでに出会った全ての「好き」を詰め込んだブランド「Proud Mary」を立ち上げた。旅先で出会うカラフルで美しいテキスタイルに惚れ込み、それをすてきなデザインに起こすことで、国際開発に携わりたいと考えたのだ。
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常に新しい出会いを求め、いまも頻繁に旅に出る。まず彼らが受け継いできた技術を知る。技法の工程、その歴史を肌で感じ取るという。彼らの技術にインスパイアされてデザインを提案すると、現地の職人さんたちには、だいたい驚かれるという。「だって、その技法でこんなものを作るなんて発想、そもそも思いつかなかったみたい」。
スカートにワンピースのアパレル品から、フラットシューズやサンダル、バッグにポーチのアクセサリー。かごやクッションなどのホームデコなど、多様なライナップ。確かにその土地の匂いがするのに、洗練されたクリーンさがある。
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ラフィア(「ラフィア椰子」という植物の葉の部分を加工した天然素材)を靴に。柔軟な発想力でデザインを起こす。こちらのシューズは、日本でも今春「Whim Gazette」で取り扱い開始。
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アフリカ生地のパワフルな幾何学的模様がお気に入り。南米・アフリカと取り組みを広げ、次は東南アジアで挑戦したいという。「フィリピンに呼ばれてる気がしてるの。フィリピンの伝統テキスタイルはとても衝撃的。それに誰もまだよく知らないものだから、きっとわくわくするものになるわ」。
「Proud Mary」の夢は、世界中のいろんな国の伝統的なテキスタイルでものづくりをすることーー そして今日も彼女は、旅に出る。
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