ヴィンテージの雰囲気に、いまの気分を取り入れながら、時代に流されないクオリティーの高い服づくりを目指すイギリス発のブランド「Colenimo(コレニモ)」。ジャーナルスタンダード表参道で、期間限定ストアをオープンしている。3月23日(月)まで。
「数年後、娘が母親のクローゼットから選んで着た『Colenimo』の洋服を、『これは母のなのよ』と誇らしげに答えるような、そんな洋服を作り続けたい」と、語る「Colenimo」のデザイナーは、愛媛県生まれのナカガワ・アヤ。2007年に「colenimo 」をリリースして以来、英国ならではの生地やアンティークマーケットで探し出した生地などで、職人と協力しながら丁寧に英国製にこだわって仕立てている。
ヴィンテージ文化の盛んなロンドンならではのクリエーションが「Colenimo」の特徴。例えばデビューコレクションで使用した生地は、通いつめた生地店のオーナーが、店の奥から特別に出してきてくれた70年代のバーバリーの生地。それをコートに使用したり、日本ではほとんど目にすることのできないメタル糸の布やデッドストックのメンズのスーツ生地をドレスに仕立てたという。

2015年春夏コレクションは、20 世紀前半のアメリカの心を持つカンザス生まれの探検家でありフィルム・メーカーの Osa Johnsonがインスピレーションに。
夫と共に 100 万フィート以上の映画を撮影し、たくさんの知られざる未知の国や動物や人々を最初に紹介した。

日本の藍染めとはまた違った独特の優しい色合い。ベースはプレーンとネップのシルクの2種類(スカーフはプレーンのみ)。染まり方もベースの違いで雰囲気が変わるため、選ぶ楽しみがある。

今回使用したのは、「WOAD INDIGO (ウォードインディゴ)」という手染め。
日本語ではホソバタイセイと呼ばれる天然染料の葉を乾燥し、粉砕して藍染めの原料にした染め方は現在ヨーロッパではイギリスとフランスでしかできない。
今回使用したイギリスの染工場は老夫婦が自分の土地で無農薬でWOADを栽培している。
伝統ある気品を持つヴィンテージの生地を好み、温かみのある手仕事で仕上げるディテールと、シンプルでマスキュリンなシルエットがミックスされた、新しい女性の美意識あるコレクションが手に入る期間限定ショップだ。
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