世界中の子どもたちに届けるべく、あったかいセーターを編み続けたのが、アメリカ・バージニア州に住む87歳のおばあちゃん、アンナ・テイラーさん。じつに9年間掛けて編んだその数、なんと1,000枚。
2006年2月21日に編み始めたセーター。きっかけは、たまたま雑誌で見た広告だったそうです。国際NGO・World Visionと連携して世界中の恵まれない子どもたちにあったかいセーターを届けるプログラム「Knit for Kids」のことを知ったといいます。
そこで自ら、1,000枚編む! と決め、毎日編み続けたそう。25枚ずつ「Knit for Kids」に送り続け、2015年2月に最後の100枚を送り、1,000枚を達成しました。その月日……毎月何百時間も編み、9年間。
編み続ける日々を、「おかげで夜はぐっすり眠れたわ」と笑顔で振り返るアンナおばあちゃん。「誰かが私のあとを継いで編み続けてくれると嬉しいわ」と話しているそうです。
「Knit for Kids」に送られる手編みのセーターは、World Visionが支援活動を行う国の子どもたちに贈られます。100,000枚のセーターを届けるのが「Knit for Kids」の目標ですが、アンナさん一人で、その10分の1を達成したようです。
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