ファッション産業で働く女性の活躍支援を目的とする「プロジェクトWEF」のシンポジウム第3回が開催される。テーマは「ワーク/ライフのマネジメント」。仕事とプライベートの両立を模索する時代の中、ファッション産業ですでにリーダーとして活躍する女性たちに、その働き方についてや提案を聞く。
ファッション産業のみならず、日本ではこれまで、「仕事」と「個人の生活」は別のもの、あるいは対立するものと考えられてきた。しかし社会が成熟し、また情報テクノロジーの発達が生活や仕事環境を大きく変える中で、そういった考え方が変わり始めており、「仕事」と「個人の生活」を相互に生かせるようなライフスタイルを追求したいと考える人が増えてきた。
そんな時代の潮流を受け、今回のシンポジウムでは、働く女性一人ひとりが充実した働き方・生き方を実現できるよう、どうやって「仕事」と「個人の生活」をマネジメントすべきかを考えるきっかけを提供する。その2つを実現できる女性が増えれば、きっと個人にも企業にも新しい価値と活力をもたらすはず。
基調講演にはこの分野の第一人者の小室淑恵氏。パネル・プレゼンターには、ユナイテッドアローズの山崎万里子氏、個人の主体性重視の働き方を進めるGap Japanの志水静香氏、米国で3D印刷の専門家として活躍する松岡晃代氏が登壇する。
「プロジェクトWEF」は、ファッションビジネスの概念を日本にもたらした尾原蓉子氏が会長を務める団体。シンポジウム・セミナー、研修会などの開催や、それらを通したネットワーキングを通じて、アパレル、ファッション雑貨、ビューティー、ホームなどのファッション産業に携わる女性を支援していく。
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