70年代のロマンチックでナチュラルなエスニックスタイルがトレンドの今年。オンラインショップ「Boho City」は、70年代のパリに育ったオーナー・Rachelさんが、当時のBOHO(※ボヘミアンからくる造語)スタイルを再現すべくオープンしたセレクトショップです。
Rachelさんは、当時のスタイルを「自由でリラックスしていて、自分らしくあることを楽しむ時代だった」と振り返ります。そんな彼女のモットーは、作家・オスカー・ワイルドの言葉「be yourself, everybody else is taken(自分らしくあれ。 他の人は、すでに売り切れだ)」。
当時は、1960年代後半に泥沼化するベトナム戦争に辟易した若者たちが、「武器より花を」と、道で花を配ったりデモを規制する兵士たちの銃に花を挿したりして平和を訴えるようになっていました。それが後のヒッピーカルチャーにつながっていきます。今年は、そんな当時のスタイルにインスパイアされたルックが数多く発表されており、スエード素材やフリンジが目白押し。しかしRachelさんは、「スエードジャケットやフリンジ、ヒッピースカートのことは忘れて」とも。
当時の私たちにとって、BOHOとはただの見た目のことじゃなくて、自由を愛する気持ちのことでした。その瞬間を満喫できるよう自然体であること。その精神の象徴として、やわらかくて繊細な素材の服を愛用したし、チャンキーなブレスレットを合わせてロマンチックな雰囲気を作っていました。
「Boho City」が選ぶのは、ピースフルで自分の信念を貫くブランドばかり。フェアなものづくりで地域や世界に貢献するブランドや、ハンドメイドで一つずつ大切に作られたアクセサリーたち。そんなアイテムを選ぶことで、自分らしいスタイルを自由に満喫しながら、ピースフルな価値観をシェアしてほしい、とRachelさんは話しています。
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