パタゴニア社(本社:米国カリフォルニア州ベンチュラ、日本支社:神奈川県鎌倉市、支社長:辻井隆行)は、2014年8月26日からパタゴニア初のフェアトレード認証製品の販売を開始する。
パタゴニアは、製品を作る全ての人が生活を改善できるようアメリカのフェアトレード認証団体・Fair Trade USAとパートナーシップを組み、今秋冬シーズンからはウィメンズのヨガ・ウェアを中心に、9種類10製品のフェアトレード・サーティファイド(公正取引認証済み)製品を展開するという。
同社は、自社製品を製造する労働者の生活を向上させる試みとして、2014年5月からフェアトレード認証衣類の販売を開始。最初はプラティブハ社が所有するインドの工場で縫製するウィメンズのスポーツウェア10製品からスタートした。
パタゴニアはプラティブハ社から購入するフェアトレード製品一つひとつに、Fair Trade USAが輸出価格に基づいて決定したプレミア価格を支払う。このお金は、労働者が管理する口座に送られ、彼ら自身がその最善の用途を決定する。これにより、パタゴニアが発注した製品を作るかどうかにかかわらず、パタゴニアのフェアトレード認証ウェアを製造する工場で働く4,000人の労働者全員がこの基金から恩恵を受けるという。なお、これらの衣類がフェアトレードUSAの認証を受けるのは、コットン栽培や素材製造にではなく縫製工場についてのみ。
パタゴニアでは、2015年春にはさらに30製品を追加し、フェアトレード認証済みのコットンの採用も予定しているといい、さらに今後もシーズン毎にフェアトレード・サーティファイド製品を増やしていくという。
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