これはガチでお料理! LUSH 製品が作られる工場(※キッチン)で実際に作っているところを見せてもらってきた!

A Picture of $name HITOMI ITO 2014. 7. 10

本日やってきましたのは、本厚木にある「LUSH(ラッシュ)」の工場。きっと多くの方もご存知「LUSH」は、新鮮でナチュラルな原材料をたっぷり使用したバス&ボディケアアイテムのブランド。同社の工場は「キッチン」と呼ばれていますが、行ってみるとまさしく! フレッシュな野菜・果実に、包丁にミキサーに……今日は、「新鮮コスメはどれだけフレッシュなのか?!」と探るべく、実際に商品を作っている様子を拝見します!

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全アイテムを生産できる規模の大型キッチンは現在、世界4カ国しかありません。そのうち1998年に、本国についで2番目に作られたキッチンが日本。「工場が作れなければ、日本にLUSHをオープンしない!」と創業者であるマーク・コンスタンティン氏が言い張ったそうですが、それは、イギリスから空輸すると商品の鮮度が落ちてしまうため。フレッシュな商品を届けることを第一に考え、日本工場設立が進められたのです。

ここから台湾などの、アジア各国に出荷されるアイテムもあるそう。鮮度の関係から、日本のみでしか発売できないものもあり、そうしたものは、世界各国にある小さな専用工場で、またその土地のフレッシュな材料を使って作っています。

さて本日は、日本産の野菜と果物をたっぷり使ったフェイスマスク「乙女の戦士」を実際に作っているところを見せていただきました!

乙女の戦士 (UK名:COSMETIC WARRIOR)〈IMAGE: Courtesy of LUSH JAPAN〉

乙女の戦士(UK名:COSMETIC WARRIOR)〈IMAGE: Courtesy of LUSH JAPAN〉



作ってくださるのはシェフ・KatsuさんとKobazouさん! そう、工場が「キッチン」ならば、製造スタッフは「シェフ」なのです。

(左)Katsuさん、(右)Kobazouさん

(左)Katsuさん、(右)Kobazouさん

それでは本日の材料です。これだけを見ると、まるでケーキでも作るかのよう。

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ボウルで輝くニンニク・白ブドウ・卵は全て国産。卵は工場から車で数十分のところにある養鶏場で採れたもの。放し飼いでのびのび育ったニワトリが、自然なタイミングで産み落とす卵をそっと取り出しているのだそうです。この日の白ぶどうは岡山県産。ぶどうは、時期によって産地が異なり、そのとき最も旬なものを日々、全国で探しているそうです。

「時期によっては赤ぶどうを使うこともあり、色が薄ピンクになったりしますので、その違いも季節によって楽しんでいただけますよ」

そんな楽しみ方もあるのですね! 知らなかった……!

「乙女の戦士」を作ってみよう

それでは、早速作っていただきます!

まずはにんにくを薄切りにし、ぶどうといっしょにステンレスカップの中に投入。

すりつぶして、ブレンダーで混ぜ合わせていきます。

まだこの時点ではぜんぜん食べられます。

次に、別のボウルを用意し、はちみつ、エッセンシャルオイル、たまご、そこに先ほどで混ぜ合わせたぶどう・にんにくを投入します。

「LUSH」の魅力の一つは、心地よい香り。そのモトとなるエッセンシャルオイルは、イギリスから空輸で届きます。エッセンシャルオイルの配合レシピは本国のすごく限られた人数のスタッフしか詳しく知らないのだといいます。

そしてさらに混ぜ合わせていきます。「下のほうにはちみつが溜まるので、それをていねいに混ぜ合わせます」とKatsuさん。

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十分に混ざったら、コーンスターチを加えてさらに混ぜます。ご存知コーンスターチは、トウモロコシから作られたデンプンの粉です。本当にお料理です。

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ブレンダーで粉気が見えなくなりなめらかになるまで、よく混ぜ合わせます。

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シェフたちは一日に、1種類・40キロ分の量を作るそう。今日は特別にハンドミキサーなどで見せていただいていますが、ふだんは大きな機械で一気に作っています。「機械が大きくなるだけで、工程は全くいっしょです。でも量が多いぶん、ふだんはもっと力仕事です」と、Katsuさん。

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「それでは最後の工程です」と、残った最後のボウルを手に取るKatsuさん。えっ?! もう終わりですか?!

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「そうなんです。『乙女の戦士』はけっこうシンプルなレシピです」

ケーキを作るよりぜんぜん早いぞ! それだけ、フレッシュな原料をありのまま使って作っているってことなんですね!

「そうなんです。保存料とかも何も入っていないので、『乙女の戦士』は冷蔵保存で3週間という使用期限です。ふつうの食べ物といっしょで、放ったらかしちゃうと腐ります」

今回の「乙女の戦士」は、一切化学物質が入っていませんが、使用しなければならない場合も必要最低限の量に抑え、化粧品の成分として、長年の使用により安全性が確認されたもののみを使っているそうです。

そうして最後に投入するのは、カオリンというパウダー状の粘土鉱物。粒子が極めて小さくて吸着力が強いカオリンが、お肌の汚れをしっかり吸着してくれるのだとか。

このスタンドミキサーで混ぜていきます。もちろん、本製造ではもっと大きな機械を使います。

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ダマがなくなるまでしっかり混ぜ合わせたら完成です。

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そのとき使うぶどうによって含有する水分量が違ったりするため、完成のタイミングはシェフが長年培ってきた感覚で見定めます。今日のぶどうは、長年『乙女の戦士』を作ってきた中でも最も水分が豊富なぶどうの一つなのだそう。

最後に、Kobazouさんがアイスクリームディッシャーで盛り付けて、シールを貼って完成です。

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確かにレシピはシンプルなものですが、新鮮でなおかつオーガニック、または少しでも減農薬の材料を、常に揃え続けるのはたいへんなこと。

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「LUSH」が生まれた1995年、創業者夫妻は自らマーケットへ行き、そこで新鮮なフルーツと野菜を買い、お店の1階で販売を、2階で商品を手作りするという毎日を過ごしたそう。素材を人の目で見て確かめ、人の手で作り、人の手でお客さまに届ける。そんな技術と品質を、変わらず守っているのです。

素材が新鮮なまま商品になる「LUSH」。素材の力をほぼありのままお肌に乗せられるのは、何が入っているか分からないコスメが溢れているいま、とっても贅沢なことかもしれませんね。

【番外編】LUSH キッチン・ギャラリー!

「LUSH」の素材へのこだわりを詳しく知るにはこちら!

http://www.lushjapan.com/ingredient/

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