『エシカルファッションを取り入れる』って、実際どうすればいいの? ーーそこで実際にエシカルファッションをデイリーに楽しむのが、レディースエシカルブランド「INHEELS」の共同設立者・Yukaさん。
2012年、1カ月にわたり、実際に日々のエシカルコーディネートを披露してくださいましたが、好評にお答えして、2014年のパワーアップ版がスタート! 1カ月のリアルなエシカルスタイルをご紹介します!
→2012年の1カ月コーディネート企画「INHEELS・Yukaの60%エシカルライフ 30Days!」はこちら
Day20 一歩踏み込んで考えてみると……一面だけを見て悪と決めつけない
Happy Monday! 今日はこんな感じです。ちなみにこのすてきな背景はなんと中野駅。こんなおしゃれな高架下が中野にあるなんて!
ストライプのキャミソールは「INHEELS」のもう一人の共同代表、大山が創業前に修行していた「Anonymous」というブランドのサンプル品。ゴミ箱行きの直前に大山が救出したものをもらいました。そして「OSKLEN」の麻パンツ、4年前に買って以来、何度も修理しながら履き続けているサンダル。そしてINHEELS」のオーガニックコットン・バンブー混且つフェアトレード生産者と一緒に作ったMiyakoストールをかけて。ピアスは「SIMHA」のデッドストックビーズのものを。
そしてなにげに主役なのが本日のバッグ。なんとスペインの高級レザーブランド「Loewe」のもの。もともと高級ブランドにはそこまで興味はないのだけれど、この質感や発色、軽さにはやはり驚きです。実はこれ、祖母が何十年も使っていたものを形見としてもらったのです。こうして代々受け継がれていく所は、高級ブランドならではかもしれませんね。
ところで、環境負荷や動物愛護の観点から「レザー/ファー=非エシカル」という考えもありますが、もう一歩踏み込んでみると、そうともいえないからおもしろい。私のバッグのように、代々受け継がれているものは「エシカル」といっていいと思うし、「INHEELS」では老衰死した農耕動物の皮を伝統的な手法でなめした革を使用した商品もあります。また、エシカルxリュクスなレザーブランド「andu amet」が使用しているレザーやファーも、自然の摂理に従って生まれた資源を有効活用しているだけ(ぜひ、「andu amet」のブログ記事「’WHO SAID FUR IS NOT ETHICAL?’」も併せてお読みください)。レザー、ファー、化学繊維、化学合成等を、一面的に見て「悪」と決めつけずに、本来の目的ーー持続可能なファッションを作り、消費するーーを見失わずに考えていかなきゃな、と思う今日この頃でした。