服に必ず縫い付けられているタグ。洗濯表示や原産国、素材など、衣服について必要な情報が記載されている。購入時にチェックする人も多いのでは? イギリスの女性が、ワンピースに「ヒミツのメッセージ」が刺繍されたタグが縫い付けられているのを発見し、話題になっている。
イギリスのタブロイド紙・Daily Mailのオンライン版が報じたところによると、アイルランド発のファストファッションストアで、イギリスを中心にヨーロッパ各国に店舗を構える「Primark(プライマーク)」で買ったワンピースに、「FORCED TO WORK, EXHAUSTING HOURS(無理やり働かされている。それも信じられない時間)」と刺繍されたタグが付けられていたという。
ワンピースを購入したのは、Rebecca Gallagherさん。サウスウェールズの「Primark」で、10ポンドで買った花がらのワンピースの洗濯表示タグのすぐそばに、このタグが縫い付けられているのを発見したという。
同紙によると、「Primark」はそのタグがどこでどうして縫い付けられたのか分からないし、こういったケースは初めてだと話しているというが、物議を醸している。
同紙では、フェアトレードコットンの流通量が下がっていることを踏まえ、「フェアトレードの服は高い印象が強いため、なかなか手をだす人が少ないようだ」としながらも、その重要性を指摘。さまざまなスモールファッションブランドがすでに取り組みを実行していることや、大企業が動き始めていることを報じている。
「エシカルなアイテムを買うのは深い知識を要求することだし、ときおり、高い価格を払わないといけないこともある。しかし、服が値下げすればするほど、誰かが代わりにそれを支払っているのだ」と、同紙は締めくくっている。
Mail Onlineのオリジナル記事はこちらから → GEMMA CHAMP 'Cheap clothes with a clean CONSCIENCE' Mail Online, 2014/6/22