エコファッション教育に力を入れる香港のNGO・Redressが、アジア・ヨーロッパの識者を集めた3日間におよぶエコファッションを考えるフォーラム「Redress Forum 2014 Hong Kong」を開催。その2日目、若手デザイナーがファッションのリサイクルを技術の面から学ぶ7時間ワークショップを開催。できあがった作品のファッションフォトグラフィーが発表された。
これには、アジア最大級のエコファッションコンペティション「EcoChic Design Award」の第8回目のファイナリスト8名を含む、合計19名の若手デザイナーが参加。参加者はアップサイクルについて学んだ後、作品を仕上げるコンペティションに進む。ワークショップではまず、ファッションを考え直し、リサイクルファッションのテクニックを学ぶ。その後、8名のファイナリストたちがセカンドハンドのリサイクル衣料品店で、捨てられたアイテムを使って1枚の作品を作るよう指示された。講義の後、いましがた得た新しい知識を使ってものの2時間で作品を生み出さねばならず、時間との戦いであったそう。その後、世界で活躍するモデル・Bonnie Chenが着こなし、撮影が行われた。
ワークショップは、香港Redress・ドイツの高級家電メーカーMiele・サステナブルなテキスタイルデザインを研究および推進するラボ・Textile Environmental Designが共同で主催。デザイナーが衣服のサステナビリティ・リサイクル・活用性に影響を与えられるかを見るために開催された。ワークショップで優勝したCatherine Hudsonは、学資支援のための賞金をMieleから受賞した。今後もアパレル産業のサステナビリティについて学び、将来羽ばたいてほしい、という意図からのものだという。
Redressでは主にアパレル業界のゴミ問題に注目し、リサイクルファッションを若手デザイナーに指導するなどの活動を行っている。その大型コンペティションでもある「EcoChic Design Award」では、現在次回開催分の応募者を募集中だという。
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