エチオピア出身スーパーモデルによるエチオピアコットンのブランド「LemLem」

2014. 5. 28

ソマリアのFGM問題にフォーカスした映画『デザート・フラワー』で、女優デビューも果たしたエチオピア出身のスーパーモデル・LIYA KEBEDE(リヤ・ケベデ)。

FGMとはFemale Genital Mutilation(女性性器切除)の頭文字を取った略語で、女性外性器の一部あるいは全部の切除、ときには切除してから外性器を縫合してしまう慣習のこと(*FGM.html)。一般的に剃刀や鋭い石などを使い、麻酔も薬も用いず行なわれるため、激しい痛みや出血によるショックや感染症で死に至ることもあるほか、深刻な後遺症も引き起こします。性交時の激痛による性行為への恐怖ももたらすこともあり、女性の身体と人生に大きな影響を与えるといいます。

リヤは、2005年に世界保健機関から、妊婦・新生児・幼児のための親善大使に任命されたほか、「The Liya Kebede foundation」という組織を設立し、アフリカの妊婦や子どもたちの健康状態を改善するためにワールドワイドに働きかけをしています。

そんな彼女が立ち上げたレディースブランド「LemLem(レムレム)」は、アフリカンコットンの白が光る優しいブランドで、LemLemとは、エチオピアの言葉で『花が咲く』という意味。エチオピア産のコットンと現地生産にこだわっており、ウェブサイトでは製作中の写真なども公開しています。デザインはシンプルですが、色の使い方が絶妙! 子ども服も展開しています。

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