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自分の生き方を自らクリエイトしたい女性のためのコミュニティー「アトリア」(運営:株式会社エモーヴ、東京都渋谷区、代表取締役:井尾さわこ)が、5月17日(土)〜19日(月)の4日間にわたり、自分の生き方を自らクリエイトしたい女性のためのイベント「ワタシクリエイト」を渋谷ヒカリエで開催する。
アトリアでは、会社員・フリーランス関係なく、自分の生き方を自らクリエイトしている人々を「クリエイター」と呼び、そういった女性たちが自ら生き方をデザインできるよう応援する場所を提供してきた。アトリアは今後、「託児所付きコクリエイションオフィス」の設立を目指しており、今回はいわばその「決起会」。同イベントでは、セミナーや交流会、作品の展示販売、ワークショップ、コンテストなど、自分の生き方を自らクリエイトしたい女性たちを応援する内容となっている。
作品展示販売ブースでは、テーマごとに展開される予定で、女性作家、支援企業といったテーマのほか、伝統工芸、エシカル、東北復興がテーマのブースも置かれる。女性がいきいきと働けるような社会が生み出すものを、アトリアを運営する株式会社エモーヴの井尾さわこさんに尋ねた。
アトリアは設立当初、フリーで仕事をするクリエイターの方々と、情報や雑学をシェアする目的でウェブマガジンとして運営をしていたという。その運営の中で、じわじわと感じるものが生まれたと井尾さんは話す。
読者が増えていく中で、働き方について悩むクリエイターが多いことを実感するようになりました。結婚や育児、家庭のこと。女性が仕事を続けていくだけでも、まだまだ日本の社会は厳しいのが現状です。
私自身も、企業でデザイナーとして働く中でロールモデルが見つからず、どうキャリアを積み上げていけばいいのかが見えづらいと感じた経験があります。具体的に数字を見ても、全就業者に占める女性の比率は42.2%。そのうち、女性の管理職の数は日本ではわずか11.9%。これだけでも、女性には、企業で仕事を続けていくことへの理想モデルが少ないことが窺えます。
運営する中で、「これからは自分の生き方を自らクリエイトすることが必要な時代なんだ」と感じたと話す井尾さん。そこでアトリアを、サイトにとどまらないリアルなコミュニティーにすることにしたという。このコミュニティでは、ワタシクリエイトする働く女性たちが交流し、またいっしょに仕事をすることで、働き方を見つめなおしたり、相談し合ったり、仕事の幅を広げていけるよう支援している。
その中で、井尾さんが重視するのは、自らの幸せを自分で分かるようになること。そのためのワークショップやセミナーも積極的に行っている。「いくら『ワタシクリエイト』すると言っても、自分の幸せがどういうことなのか分からないままだと、誰かを幸せにすることなんて難しい」とも話す井尾さん。アトリアでは、人の幸せを考えながら、自分の幸せを見つけていけるようなお手伝いができる場を目指しているという。自分が幸せに生きることが、他の人の幸せを願う世の中につながると考えるからだ。
多様な生き方が受け入れられる、心が豊かな社会を作っていきたい。そのために、日本で活動する私たち自身が「ワタシクリエイト」して幸せに働けられるようにお手伝いをしていきたい。そうやって心が豊かな社会ができれば、もっと他の人の幸せづくりに目を向けられる人が増えていくのではないかと思います。